羽田令子
17世紀後半のシャム(タイ)王室。外国人ながら中枢に重用されたファルコン。その妻マリは、キリシタン弾圧から逃れた日本人の子孫だった。欧州列強の使節たちの思惑、王位継承をめぐる内乱、歴史に翻弄される二人は…。第16回日本文芸大賞女流文学賞受賞作。
タイが舞台となった小説