『 タイの投資・会社法・会計税務・労務 』 タイおすすめ本 タイ文学・タイ王国関連書籍・タイ旅行ガイドを徹底的にかき集めてみました
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久野康成公認会計士事務所, 株式会社東京コンサルティングファーム, 小林守, 久野康成(監修) |
この一冊でタイ進出の全てがわかる!
米国を震源地とする金融危機から、新興国を中心とした輸出の増加やアジア市場の需要が堅調に推移し、我が国の景気も緩やかに回復していました。しかし、東日本大震災の発生に伴う直接的な被災のダメージと計画停電の実施や自粛ムードの影響から、日本経済を取り巻く状況は一層厳しさを増しています。
このような中で、景気回復を牽引する新興国の一国が「タイ」です。近年のタイは、グローバル市場向け生産拠点としての地位を確立しつつあります。
中国、インド、ASEANという巨大市場の中心に位置するという地理的優位性を有し、その優位性をサポートする充実したインフラで、高度なサプライチェーンが形成されています。このようなインフラの整備状況や裾野産業が発達していることから部品調達を容易に行うことができる「クラスターの形成」というのも他の国にはない大きな特徴です。
また、タイ政府も外資導入を経済成長戦略の要であるとはっきりと明言しており、FTAの積極的推進、外国投資への優遇政策強化といった政府方針も、外国企業の進出を促進する大きな要因となっています。
このような背景をもとに、最近では、インドでの生産が思うようにいかなかった企業がタイへ生産を集中させて、インドへ輸出するという動きも見られ、難しいといわれるインド攻略の拠点としても重要な役割を担っています。
また、中国への進出企業がそのカントリーリスクの高さから、リスク分散を念頭に、タイへ進出するというケースも増加の一途を辿っています。実際に、大手自動車メーカーが日本国内向け乗用車の生産をタイへシフトするなどの動きもあり、タイは「アジア戦略の中心拠点」として、その重要性は増すばかりです。
本書は、タイの基礎知識や投資環境等の情報から、会社法、会計、税務、労務に至るまでタイでのビジネス展開に不可欠な情報を網羅し、タイ進出を考える企業にとってのファーストステップとなる一冊です。
タイでのビジネス
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