『 タイ文学とタイ文学解説 』 タイおすすめ本 タイ文学・タイ王国関連書籍・タイ旅行ガイドを徹底的にかき集めてみました |
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色 Colors |
三山桂依 (著), プラープダー・ユン (著), 戸根由紀恵 (翻訳) |
タイと日本、それぞれの国と文化を敬愛する2人のクリエイターが「色」をめぐる物語を紡いだ短篇集。 色はその国ならではの文化の特徴をよくあらわす。 2人の書き手は、日本とタイから、それぞれ2色を選び、共通のテーマとして色であって色でない「白」を取り上げた。 俊逸多才のアーティストが描く、 色と言葉をめぐるシュールな物語のオムニバス。 |
その名はカーン 東南アジアブックス―タイの文学 |
スワンニー・スコンター, 岩城雄次郎(翻訳) |
理想に燃えて辺鄙な無医村に赴任した青年医師カーンを待ち受けていたものは?腐敗した地方役人との確執、愛する妻の離反、そして…。SEATO文学賞を受賞、タイで映画化され評判を呼んだ作品。 |
蛇 アジアの現代文学 11 タイ |
ウィモン・サイニムヌアン,桜田育夫(翻訳) |
人間と二つの蛇── 一つはあのヘビ、もう一つは人間を呑みこんでしまう「寺」というヘビ── のすさまじい闘いを描いた、まさに異色作。仏教王国タイでこのような、僧侶批判、寺批判の物語を書いた著者の勇気には敬服させられます。『タイ仏教入門』とあわせて読めば、タイ仏教の構造と現実がかなり見えてきます。 |
ヨム河 アジア文学館 |
ニコムラーヤワー, Nikom Rayawa (原著), 飯島明子(翻訳) |
タイの河と森を舞台に、家族と一頭の象を愛する象使いの男の生きる姿を通して、人生の意味と価値を追求した東南アジア文学賞受賞作。 |
王朝四代記 (第1巻) 東南アジアブックス―タイの文学 (17) |
ククリット・プラモート,吉川敬子 |
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二つの時計の謎 アジア本格リーグ2 |
チャッタワーラック |
モンコン男爵の放蕩息子チャクラが起こした傷害事件を調べるサマイ警部は、同じ夜に発生した二つの事件に突き当たる。輸入品販売店の共同経営者の縊死、運河で発見された娼婦の溺死死体。状況からチャクラの関与が疑われたが、現場で発見された二つの時計は、同じ時刻、九時五五分を指して止まっていた。三つの事件はいかに結びつくのか。醜聞を恐れる男爵の警察への圧力と、中国マフィアの不穏な動き。一九三二年、立憲革命直後のバンコクを舞台に、“タイのシャーロック・ホームズ”サマイ警部と相棒ラオーの活躍を描く本格ミステリー。 |
妻喰い男―マナット・チャンヨン短編集 東南アジアブックス―タイの文学 |
マナット・チャンヨン, レヌカー・ムシカシントーン(翻訳) |
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ソーイ・トーン―タイ国農民小説選 東南アジアブックス―タイの文学 (12) |
ニミット・プーミターウォン, 野中耕一 |
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鏡の中を数える |
プラープダー・ユン, 宇戸清治(翻訳) |
タイの若手人気作家プラープダー・ユンによる、待望の和訳短編 小説集。一部タイファンの間では、かなり待ち焦がれられていた、ウワサの本で す。2002年、29歳にしてタイの最も権威ある文学賞である「東南アジア文学賞」 を受賞した『存在のあり得た可能性』を含め、これまでタイで発表されてきた彼 の人気短編集などの中から、日本でも受け容れやすい12編が選ばれ、東京外語大 の宇戸清治教授の手により翻訳されました。短編の多くには実験的アイディアと タイ語の言葉遊びが散りばめられつつ、日本の日常にもそのままあてはまるほど リアルな現代へのクールな視点もみずみずしく光り、読む者に不思議な読後観を もたらします。著名な父を持つがゆえに「親の七光り」と向き合わざるを得ない 複雑な自我を描いた「バーラミー」や、手から紙片が滑り落ちてから、屈んでそ れを拾うまでの間の長大な追憶「存在のあり得た可能性」など、その新鮮な構想 力と、散弾銃のように続く濃密でピュアな言葉の連射は「文芸アート」とも言え るもの。最近のライトノベルブームとは一線を画す、東南アジアの文学の季節が 送り出したニュータイプ文学として愉しんでいただけるでしょう。 |
もっと知りたい タイ |
綾部恒雄,石井米雄 |
タイの歴史的背景、風土と地理、民族と言語、宗教と世界観、芸術と文学、社会と教育、政治と経済、日本との交流の各テーマごとに、その分野の専門家による執筆で構成。タイのすべてがわかる最新版。 |
タイ人たち アジアの現代文学 10 タイ |
ラーオ・カムホーム |
農民、僧侶、娼婦、タイの“普通の人々”は近代化の波の中で、何を考え、どう生きているのか。短編小説の粋とも言うべき完成された見事な連作集。 |
裁き 東南アジアブックス―タイの文学 |
チャート・コープチッティ, 星野龍夫(翻訳) |
義母との関係を疑われ、村人たちの誤解と中傷のなかで孤立、懊悩する主人公ファク…。タイ文学界期待の新星が描き出す現代タイ人の内面。 |
タイのむかし話 大人と子どものための世界のむかし話 |
吉川利治 |
ストン王子とマノーラー姫/よくばりねえさん/王さまのかさ等、太陽の光と水に恵まれた心の広いタイの人々に伝わる昔話12編。 |
生みすてられた子供たち (上巻) 東南アジアブックス―タイの文学 (23) |
シーファ,野中耕一 |
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中国じいさんと生きる 東南アジアブックス 30 タイの文学 16 |
ヨク・ブーラパー, 星野龍夫(翻訳) |
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蝶と花 東南アジアブックス―タイの文学 (22) |
ニッパーン, 星野竜夫 |
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タイの少女カティ |
J. ベヤジバ |
欧米各国で絶賛、タイから届いた児童文学 母親の人生をたどりながら、自分の生きる道を定めてゆく9歳の少女カティ。タイの豊かな自然と、素直な少女を取り巻く人々の温かいまなざしが胸に残る物語です。 |
寒い夜空―タイ民主化運動に賭けた青春群像 |
アムナートジェンサバーイ, 佐藤由利江(翻訳) |
今日、タイは急速な開発と近代化のただ中にある。首都バンコクには壮大な高層ビルが林立し、日本製品のネオンが夜の街に輝いている。その反面、スラム、公害など社会問題が広がっている。1973~76年、民主化運動の時期にバンコクの学生群像に焦点を合わせたこの小説は、タイの人々自身が、この開発と代近化をどう見ているかを生き生きと描き出している。 |
生みすてられた子供たち (下巻) 東南アジアブックス―タイの文学 (24) |
シーファ,野中耕一 |
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メコンに死す―インドシナ戦争の裏面を語るノンフィクション・ノベル アジアの現代文学 7 タイ |
ピリヤ・パナースワン,桜田育夫(翻訳) |
1975年、ラオスは長年に及ぶ内戦の末に、王政を廃止、共和制に移行した。このラオス革命の陰には、右派と左派に引き裂かれ、それぞれに利用されたあげく、大量の難民となって国外に脱出せざるをえなかったモン族(メオ族)の悲劇があった。本書は、このインドシナ戦争の影の部分を克明に描いたドキュメンタリー・ノベルで、ヴァン・パオ将軍やプーマ首相など実在の人物も登場する異色作である。著者は米国の援助機関や難民キャンプでモン族の人たちと長い付き合いがあったタイ人ライター。口絵にはモンの日常風景、主要政治家などの写真を配し、資料的にも貴重である。 |
東北タイの子 東南アジアブックス 19 タイの文学 7 |
カムプーン・ブンタヴィー, 星野龍夫(翻訳) |
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だましだまされ生きるのさ 文芸シリーズ |
岡崎大五 |
失敗しても大丈夫! 楽しくふてぶてしく生きていきていこう! 会社で失敗し、借金を抱え、家族に見放され、刑務所に入っても人間、楽しく暮らしていける!愛すべき失敗者達へ贈る人生をより楽しむための本。へこんでばかりじゃ、いられない! |
田舎の教師(せんせい) 東南アジアブックス―タイの文学 (16) |
カムマーン・コンカイ,富田竹二郎 |
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農村開発顛末記―タイ国農民小説選 2 東南アジアブックス―タイの文学 (50) |
ニミット・プーミターウォン,野中耕一 |
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インモラル・アンリアル―現代タイ文学 ウィン・リョウワーリン短編集 |
ウィンリョウワーリン, Win Lyovarin (原著), 宇戸清治(翻訳) |
風俗嬢の世界と僧侶の世界という二つの物語を平行させ、人間存在の不条理を描いた「肉欲と涅槃」他8編を収録、東南アジア文学賞をはじめ多くの文学賞を受賞した、現代タイを代表する作家の傑作短編集。 |
ピクンの花―タイ国民話「金の言葉を話すお姫さま」 |
齋藤 佐知子 |
齋藤/佐知子 1943年、東京に生まれる。東京外国語大学、同大学院卒業。大学卒業論文で、タイの民話を翻訳し、日本の民話と比較研究。大学院でタイ、ビルマ(ミャンマー)、ベトナムの民話を翻訳、比較研究する。卒業後、英語教師として現在に至る。後世に残したい心を打つ民話に絵を描いて絵本を執筆中 |
頭だけの少年―タイ民話ほか 講談社 青い鳥文庫―Kシリーズ |
宮脇紀雄(翻訳), 矢吹申彦 |
世界じゅうの怪談・奇談!こわさの中に心に残る感動がある!小学中級から。 |
回想のタイ 回想の生涯〈下巻〉 東南アジアブックス―タイの文学 |
プラヤーアヌマーンラーチャトン, 森幹男(翻訳) |
タイの柳田国男、プラヤー・アヌマーンラーチャトン―回想録完結! 官吏時代の経験、女性観、読書遍歴などについて淡々とした筆致で語りながら、タイの人々の生活と風俗を浮き彫りにする。 |
タイ文学の土壌 |
吉岡みね子 |
韻文伝統のタイに散文が導入されて 100年。第二次世界大戦をはさんで大きく変貌した価値観と文学。本書は「国家と文学」という観点からタイの近・現代文学を考察する。 |
タイからの手紙 (下) 東南アジアブックス―タイの文学 (15) |
ボータン, 富田竹二郎 |
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タイ民衆生活誌 (1) 東南アジアブックス―タイの文学 (13) |
プラヤー・アヌマーンラーチャトン, 森幹男 |
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地球で最後のふたり |
プラープダー・ユン,PrabdaYoon(原著),吉岡憲彦(翻訳) |
「この世から消えたい」と自殺を図る、バンコク在住の日本人青年ケンジ。彼の目の前で起きた交通事故で妹を失い、天涯孤独になったタイ人女性ノイ。孤独と寂しさを胸に秘めたふたりは、つたない会話を繰り返し、心を心づけていく。タイ文学界の新鋭が描く、ほのかでピュアなラブストーリー。 |
タイからの手紙 (上) 東南アジアブックス―タイの文学 (14) |
ボータン, 富田竹二郎 |