シャムの独立を守ったお雇い外国人―フランスの砲艦外交と国際法学者ロラン=ジャックマンの闘い
1893年、フランスがシャム(タイ)を植民地にしようとした経緯を、当時シャムの顧問だった国際法学者ロラン=ジャックマンの日誌から明らかにした本です。著者はウォルター・E・J・ティップス、翻訳は小川秀樹… 続きを読む
1893年、フランスがシャム(タイ)を植民地にしようとした経緯を、当時シャムの顧問だった国際法学者ロラン=ジャックマンの日誌から明らかにした本です。著者はウォルター・E・J・ティップス、翻訳は小川秀樹… 続きを読む
道と水路をたどりながら、「天使の都」バンコクの歴史を図版とともに紹介する本です。モンスーンが運ぶ豊かな水、町を行き交う僧侶、香り豊かなタイ料理など、バンコクの知られざる魅力に触れています。年表と読書案… 続きを読む
学徒出陣から60年を機に、著者が「死の鉄道」泰緬鉄道との関わりを記憶をたどってまとめた本です。補給線から敗戦の撤退路となった鉄道、終戦直前の防衛戦、武装解除、捕虜収容所での日々、連合軍兵士の遺体の発掘… 続きを読む
兵站獣医部の下級将校として泰緬鉄道の建設に関わった著者が、50年前の従軍経験をありのままにつづった記録です。雨季の豪雨とぬかるみ、虎や豹、マラリア、コレラ、ペストなどの伝染病と闘った日々を描いています… 続きを読む
ASEANの誕生から離陸、成功、絶頂、挫折、再起までの歩みを振り返り、成し遂げたことと成功の鍵、限界と弱点を検証した本です。著者は黒柳米司。地域をとりまく国際環境の影響にも目を配りながら、ASEANが… 続きを読む
プーミポン国王がどのようにして「国の象徴」となっていったのかを、国王を支えた人々の働きから描いたブックレットです。手探りで始まった初期の地方行幸や、国民の敬愛を生んだ奉迎の風景、「陛下の映画」と呼ばれ… 続きを読む
1881年に世界を一周したハワイのカラカウア王の旅に随行したウィリアム・N・アームストロングの記録から、日本と極東の部分を抜き出して訳した本です。翻訳は荒俣宏と樋口あやこ。明治天皇との会見や外交交渉、… 続きを読む
インドネシアやビルマでの日本の軍政、泰緬鉄道の工事、仏領インドシナの占領、同盟国タイの動揺など、太平洋戦争中に日本が東南アジアで見せた動きとその影響を記した本です。著者はねずまさしで、1999年に校倉… 続きを読む
メコンの濁流に育まれ、満月の夜ごとの祭りに心を合わせてきたタイ系民族の生まれと移り変わりをたどる、タイの歴史への入門書です。星野龍夫と田村仁の著で、1990年に弘文堂から刊行されました。タイ民族の成り… 続きを読む
泰緬鉄道の建設に駆り出されたビルマ人労務者の記録です。著者は田辺寿夫で、毎日新聞社から刊行されました。泰緬鉄道の歴史を、ビルマ人労務者の側から知りたい人に向いています。
権力の象徴であり、産業化の柱でもあった鉄道から、タイの近現代史を描いた本です。強い王権を保ちながら植民地化を免れ、工業化と近代化を進めたタイを舞台に、鉄道の歴史と今後の展望を豊富な資料から描いています… 続きを読む
明石書店のエリア・スタディーズの1冊で、タイの社会、歴史、文化、経済、宗教などを72の章に分けて紹介する入門書です。『タイを知るための60章』を改めた第2版で、2014年に刊行されました。目覚ましい成… 続きを読む
ラタナコーシン朝前期の行政文書を読み解き、近世末期のタイの政治を描いた研究書です。明治日本と同じころに近代化を進め、「西洋の衝撃」に耐えたタイの国家の基盤は、実は近世に形づくられていたのではないかとい… 続きを読む
東南アジアの歴史を、先史から現代まで一つの全体史として描いた通史の上巻です。国ごとの歴史や大陸部と島嶼部の区別を越えた一貫した視点で、環境、宗教、ジェンダー、商業などから近世までの展開をたどり、多様な… 続きを読む
タイで30年間、起業家として生きてきた著者が、仕事や暮らしで出会った人々や出来事をつづり、タイの社会の仕組みや歴史まで考察した本です。官僚や商売人とのやりとり、偶然出会った事故や事件など、異国での体験… 続きを読む
大陸部東南アジアの古代の木造建築を、各国の調査研究の成果から考える論集です。寺院や宮殿まで、かつての建物の多くは木造でしたが、高温多湿の気候のために残りにくいものでした。古建築、考古学の発掘、歴史資料… 続きを読む
戦時下の泰緬鉄道の建設で、捕虜が受けた虐待や拷問の事実を写真とともに記録し、解説した本です。日本軍がタイとビルマの間に強行して敷いたこの鉄道では、酷使によって多くの捕虜と労働者が亡くなりました。戦争の… 続きを読む
映画「戦場にかける橋」で知られる泰緬鉄道の建設で、第二次世界大戦中、日本軍は40万を超える労務者と捕虜を突貫工事に駆り立て、死者は12万人にのぼるとされます。陸軍の通訳だった著者が、鎮魂の思いを込めて… 続きを読む
1932年の立憲革命で専制君主制から立憲君主制へと移ったタイで、首相として政治を率いたピブーンの生涯をたどる評伝です。ピブーンと人民党の果たした役割、タイと近代日本との深い関わりを描きながら、王制が続… 続きを読む
1887年に創業したバンコクの名門オリエンタルホテル(現在のマンダリン・オリエンタル・バンコク)の歴史をひもとくノンフィクションです。スエズ運河の開通がもたらした旅行ブーム、第二次世界大戦中の日本陸軍… 続きを読む
「シャム」「タイ」「ラオ」「コム」といった民族名の起源を言語学的に探り、タイ族と周辺民族の社会的・経済的な関係とその発展を解き明かす研究書です。著者はチット・プーミサックで、坂本比奈子が翻訳しました。… 続きを読む
映画「戦場にかける橋」の舞台となった泰緬鉄道の建設に、鉄道小隊長として第一線で関わり、戦後に戦犯となった樽本重治の手記です。戦犯第一号として収監され、独房のなかで書き続けた記録で、内海愛子が解説を書い… 続きを読む
東南アジアを総合的にとらえるための入門書です。自然、歴史、民族、宗教、社会、文化、政治、経済、開発、日本との関係などを、各分野の専門家25人が執筆しています。上智大学アジア文化研究所の編集で、1999… 続きを読む
タイの歴史、民族、経済、宗教、言葉から現代のIT事情まで、さまざまな分野をそれぞれの専門家がわかりやすく紹介する「エリア・スタディーズ」シリーズの1冊です。編者は綾部恒雄。写真やコラムも多く、タイの人… 続きを読む
タイの作家ククリット・プラモートによる作品『王朝四代記』の第1巻で、吉川敬子が翻訳しました。井村文化事業社の東南アジアブックス「タイの文学」の一冊です。タイの代表的な文学作品を読みたい人や、王朝時代の… 続きを読む
人体実験を行った731部隊、南京占領時の大量虐殺、捕虜や労働者に死の重労働を強いた旧満州の炭鉱や泰緬鉄道などの現場を、写真で記録したグラフィック・レポートです。著者は中原道子と上羽修。外国人として初め… 続きを読む
タイ最大の遺跡スコータイの歴史と、そこに残る仏教美術を、160点以上の写真と図版でたどる本です。スコータイ王国が残した碑文を初めて日本語に訳し、碑文集成として収めています。文献リストと索引付きです。著… 続きを読む
1930年代のタイで、英国人顧問とタイ人官僚の間で交わされた経済政策の論争を軸に、戦前のタイの経済構造を分析した研究書です。米、チーク、金融政策を検証し、経済ナショナリズムの進展と中央銀行や国営企業の… 続きを読む
1775年から1860年までのカンボジアと、シャム(タイ)、ベトナムとの関係を論じたキン・ソックの研究書の日本語訳です。1991年にフランス極東学院から出た原書を、アンコール・ワットの研究者の石澤良昭… 続きを読む
バンコクの町に残る華人廟を手がかりに、タイの都市づくりを担った中国からの移民の歩みを読み解く本です。彼らが中国のどこから来て、どのように生き、町をつくったのかを、漢字で書かれた廟の額などからたどってい… 続きを読む
タイとビルマ(現ミャンマー)を結んだ泰緬鉄道の建設について、その歴史的な背景と過酷な実態を記録した本です。「第二次世界大戦ブックス」の第62巻で、イギリスの軍事史家クリフォード・キンビグの著作を、服部… 続きを読む
東南アジアの歴史を先史から現代まで描いた通史の下巻です。植民地支配を経て独自の国民国家が生まれていく激動の過程を、国家づくり、人口と貧困、消費文化、権威主義体制、商業の発展、民族とマイノリティなどの視… 続きを読む
タイの伝統的な価値観が、政治の近代化や発展にどう影響してきたかを論じた研究書です。第二次世界大戦後のタイ政治史を体系的にたどり、サリット政権の体制を詳しく分析しています。タック・チャルームティアロンの… 続きを読む
1991年から2006年までのタイの政治と行政の変化を分析した論文集です。政治と行政の両面から、この時期のタイの変化を扱っています。玉田芳史と船津鶴代の編集で、2008年に日本貿易振興機構アジア経済研… 続きを読む
泰緬鉄道と、今も戦場に残る橋をめぐる本です。著者は広池俊雄で、読売新聞社から刊行されました。泰緬鉄道の歴史に関心がある人に向いています。
タイの歴史を調べるための英語の事典で、2025年に刊行された第4版です。著者はジェラルド・W・フライ。年表と概説、605〜777ページにわたる詳しい文献目録に加え、重要な人物や、政治、経済、外交、宗教… 続きを読む
19世紀初めから1930年代半ばまでのタイ経済を、歴史の面から考察した研究書です。在来の社会や経済の要素を軸にした経済の発展と、綿製品を中心とした貿易の動きを分析しています。著者は菅原昭で、2000年… 続きを読む
タイの民主化と憲法改革の関係を論じた研究書です。立憲革命以降、クーデターのたびに憲法が破棄され、新しい憲法が作られてきたタイで、立憲主義の名のもとに強められた司法がかえって民主主義を脅かしてきた逆説を… 続きを読む
泰緬鉄道の建設から、そこで使われたC56形蒸気機関車の保存までをたどった記録です。あさを社から刊行されました。泰緬鉄道の歴史や、C56機関車に関心がある人に向いています。
19世紀に初めてアンコール・ワットを詳しく報告して世界を驚かせた、フランスの探検家アンリ・ムオの紀行です。1858年からシャム(現在のタイ)、カンボジア、ラオスをめぐった記録で、1942年に改造社から… 続きを読む
タイの歴史をたどる本です。「世渡り上手」な東南アジアの優等生とも言われるタイの歩みを、「微笑みの国」の真実に迫る視点で描いています。文献リストと年表も付いています。著者は柿崎一郎で、2007年に中央公… 続きを読む
映画『戦場にかける橋』で知られる泰緬鉄道を、タイ国立公文書館の機密文書などの史料から描き直した研究書です。日本軍がタイ政府とどう建設を交渉したのか、鉄道は軍用か民用かという入口から始まり、連合国捕虜の… 続きを読む
泰緬鉄道を題材にした小説です。著者は清水寥人で、毎日新聞社から刊行されました。泰緬鉄道の歴史を物語として読みたい人に向いています。
タイの村落の経済の歴史をまとめた論文集です。表題の論文のほか、ノーン・マークケーウ村の反乱、地方の政治経済学的研究についての論考、著者へのインタビュー、タイ国土地制度史を収めています。著者はチャティプ… 続きを読む
タイ(シャム)を事例に、「国民」という観念がいかに人為的に作られてきたかを、地理学と地図作成の技術に注目して検討した研究書です。領土とそれにまつわる価値観、著者が「地理的身体」と呼ぶものさえも、言説と… 続きを読む
山川出版社の「世界歴史大系」の1冊として編まれた、日本で初めての本格的なタイの通史です。編者は飯島明子と小泉順子。周辺地域との関わりを念頭に置いて、タイという国の成り立ちとその後の発展を詳しく述べ、君… 続きを読む
古美術商として20年余り経験を積んだ著者が、クメール、スコータイ、ビルマ、ベトナムを中心とする東南アジアの古美術の名品を紹介した本です。カラー写真64点、白黒写真260点とともに、詳しい解説を加えてい… 続きを読む
戦前に政府が作成し、通商情報として産業と貿易の発展に役立てられた「領事報告」から、タイ(暹羅)に関する記事を抜き出した1885年から1943年までの目録です。記事の特徴と傾向の解説、地名と事項の索引も… 続きを読む
第二次世界大戦期の日本とタイの同盟関係の実態を、両国の歴史資料から明らかにした研究書です。英領ビルマ・マラヤへの侵攻のためにタイに駐屯した日本軍と、独立国の威信を守ろうとしたタイの間の、「強制」と「友… 続きを読む
映画「戦場にかける橋」の題材となった泰緬鉄道が、どのように建設されたのかを、タイ国立公文書館に眠っていた一次史料をもとに明らかにした研究書です。国境を越えて鉄道を敷いた日本軍鉄道隊の動きを中心に、アジ… 続きを読む
西欧列強による植民地支配の歴史の中で、「大東亜戦争」を日本とアジアの立場から描こうとした本です。シンガポールやマレーシア、インド、タイの指導者たちの言葉を紹介しながら、戦争が始まった理由と、アジアにも… 続きを読む
タイの王室と不敬罪というタブーに迫った新書です。2016年に亡くなったプミポン国王がタイ式民主主義のもとで国を安定に導き、王室が絶対的な存在となっていく一方、タクシン元首相の台頭を経て、王室の権威が権… 続きを読む
1943年(昭和18年)の秋、戦時下の東京に、タイ、ビルマ、インド、フィリピン、中国、満州の6首脳が集まった大東亜会議と、その主役たちを描いたノンフィクションです。欧米の植民地支配からの解放を掲げた史… 続きを読む
1932年から1960年までのタイの米政策を、歴史的に検証した英語の研究書です。編者はPak Nung Wong、Suchitra Chongstitvatana、Paul Khiatani。世界恐慌… 続きを読む
18世紀末から20世紀初めのタイ(シャム)の歴史を対象に、これまでの歴史叙述とその根拠となった史料を批判的に見直した研究書です。そこから新しい切り口や視点を見いだし、より多様な問題や課題を切り開こうと… 続きを読む
タイの歴史、風土と地理、民族と言語、宗教と世界観、芸術と文学、社会と教育、政治と経済、日本との交流を、それぞれの分野の専門家が解説した概説書です。港市国家アユタヤから近代国家の誕生、上座仏教とアニミズ… 続きを読む
日本軍から「眠らぬ男」「背の高い男」と呼ばれたイギリス人将校シリル・ワイルドの生涯を、本人の文書と談話をできるだけ多くつなぎ合わせてまとめた本です。日本をよく知る将校として、捕虜として泰緬鉄道の建設に… 続きを読む
鉄道好きの英国将校がシンガポール陥落で日本軍の捕虜となり、泰緬鉄道の建設に駆り出された体験をつづったノンフィクションです。英国人捕虜と日本人通訳が、憎しみから和解へとたどった長い道のりを描いています。… 続きを読む
スコータイ、アユタヤ、チェンマイ、バンコクなど、タイの王朝ゆかりの地と北部の山岳民族をたずねる歴史紀行の第3版です。文は谷克二、写真は鷹野晃。この版から隣国ラオスのルアンパバーンとヴィエンチャンも加わ… 続きを読む
大国の間でしなやかに立ち回る「竹の外交」というタイ外交史の通説を見直す研究書です。この通説が国内の政治対立や外交の失敗を覆い隠し、後から自らを正当化するナショナリズムの神話として働いてきたことを明らか… 続きを読む
鉄道に乗って東南アジアの暮らしと文化を知る、子ども向けのシリーズの一冊です。シンガポールからマレー鉄道でマレー半島を北上してマレーシアとタイを訪ね、タイやベトナムのローカル線や都市の地下鉄を紹介してい… 続きを読む
バンコクの無秩序な都市開発の原因を、土地所有の歴史と土地の私有権の強さから追究した研究書です。王室による広大な土地所有の歴史的な起源も明らかにしています。著者は田坂敏雄で、2003年に日本評論社から刊… 続きを読む
タイの歴史と文化を、保護する者とされる者の関係(パトロン・クライアント関係)とその倫理から読み解いた本です。この関係が成り立った背景、指導者観、仏教とバラモン教の政治的な利用、タイ社会の現状と展望まで… 続きを読む
戦争中に日本軍がタイとビルマを結ぶために建設した泰緬鉄道で、多くの捕虜、現地の労務者(ロームシャ)、朝鮮人が駆り出され、犠牲になった実態に迫り、日本の戦争責任を問う本です。参考文献付きです。内海愛子、… 続きを読む
1883年に作られた『郵便家屋台帳』に記された住民の民族、性別、職業などを分析し、近代都市へと変わり始めた19世紀末のバンコクの姿に迫る研究書です。水の都から陸の都市へと移り変わるバンコクの実像を描い… 続きを読む
多民族・多宗教の東南アジア社会が20世紀にどう変わってきたかを、国境地帯に注目して描いた論文集です。タイとラオスの民族関係、国境域を移動するタイ系民族の仏教実践、タイ・ビルマ国境域のカレン、マレーシア… 続きを読む
タイの高校の社会科教科書を、柿崎千代が日本語に訳した本です。中央大学政策文化総合研究所の監修で、「世界の教科書シリーズ」の1冊として2002年に明石書店から刊行されました。歴史、政治、経済、文化、国際… 続きを読む
シャン語(タイ語の一つ)で書かれた2つの王統紀「センウィー王統紀」「ウンポン・スィーポ王統紀」の日本語訳を中心にした本です。これまで本格的に外国語に訳されてこなかった史料を紹介するとともに、著者が30… 続きを読む
1594年から1720年までのカンボジアと、シャム(タイ)、ベトナムとの関係を明らかにした、マック・プンの研究書の日本語訳です。1995年にフランス極東学院から出た原書を、アンコール・ワットの研究者の… 続きを読む
第二次世界大戦の直後、泰緬鉄道の建設で起きた捕虜虐待の証拠を集めるため、連合軍が結成した墓地捜索隊の記録です。案内を命じられた日本軍の通訳、同行したオーストラリア軍の中尉、イギリスの従軍牧師が、その体… 続きを読む