『 タイの社会 』 タイおすすめ本 タイ文学・タイ王国関連書籍・タイ旅行ガイドを徹底的にかき集めてみました |
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海外移住で体験した事 考えた事、三十年で出会ったものすべて: 変貌したタイの記録 仕事、生活、言語、政府、国家、家族、歴史、文化、宗教、事件 (タイ移住の記録と考察) |
小川邦弘 |
東南アジアで着実に発展してきたタイ。この激動の時代三十年を起業家として生きた著者の、七転八倒の人生を伝えたい。ビジネスやプライベートで出会った人や家族、市民を従わせる者としか考えない官僚たち、ルール無用の商売人たち、偶然出会ってしまった事故や事件、経験を通し考察したこの国の社会、歴史まで。 この作品では異文化社会で共鳴しあるいは対峙したことを羅列するにとどまらず、生活の舞台となったタイという国の社会構造、背景にある歴史までを論じています。もちろん異国で体験したおもしろストーリーも交え楽しめる本でもありますが、これを方法論として捉えれば一国に於ける体験談に留まらず、海外に興味のある方々、海外で就業中の方々や移住も視野に入れる方にとっては必ずや一つの道標になることと考えます。 タイでのビジネス タイ 紀行・エッセイ タイでの暮らし タイ語・辞書 タイの政治 タイの社会 タイの文化 タイの歴史 タイの宗教 |
民主化の虚像と実像―タイ現代政治変動のメカニズム 地域研究叢書 |
玉田芳史 |
経済成長の後を追うかのように民主化を実現してきたアジア諸国。しかし、その過程は正しく評価されているだろうか?しばしば言われる「都市中間層や市民社会が登場し民主化の主たる担い手となってきた」という議論は、分かりやすいものの、裏付けは乏しく、むしろアジア社会の在り方を誤って見通すことにつながっていないだろうか?タイを舞台に、当事者の言説を渉猟しながら、実は、民主政治に消極的な勢力の慰撫こそが民主化の鍵を握っていたことを明らかにする意欲作。 |
「開発」を生きる仏教僧―タイにおける開発言説と宗教実践の民族誌的研究 |
岡部 真由美 |
現実的課題に取り組むことで僧侶としてのアイデンティティを構築していく姿から、開発のあり方、上座部仏教の現代的様相を描く。 |
タイ人と日本人 |
斎藤親載 |
「気にしない」「問題ない」のタイ人気質。タイ人の日本人観、ナマのタイ人とタイの裏社会!経済や政治の最新事情も付した増補新版。 |
タイの華人財閥57家―タイを創った男達・女達 |
エヌ・エヌ・エー |
近代から現在まで、タイ華人財閥の系譜を1冊に編纂。タイをファミリー企業から 理解する絶好の1冊です。 |
タイ少女白書 僕らのNGO物語―天使たちの声が聴こえる |
藤岡和幸 |
安定した日常生活を送りながらもそんな毎日に違和感を抱き、タイに渡った―自分の中で何かが変わることを期待して。NGO活動に参加して目にしたタイの現状とその中で再考した人間の生きる意味とは…。 |
タイ事典 |
日本タイ学会 |
タイに関する地理、歴史、民族、言語、政治、行政などの各分野を概観する「総説」と、五十音順に配列した「項目編」の二部から構成された事典。巻末に「主要統計」「資料」「文献案内」「索引」が付く。 |
アートによる都市再生 (1) バンコク:スラム住民の葛藤とその記録 [Kindle版] |
信藤博之 |
「スラム」それは、私たちにとって近寄り難い場所である。そして、その知られざるタイの裏側おいて2年以上の視察を繰り広げてきた筆者は、「アート」によるスラム再生のストーリーを目の当たりにすることとなる。アートによる弱者の再生。社会との繋がり・・・。彼らの心中とはいかに?アートの本質を問いただし、新しい社会のあり方を導いてゆく。スラム再生に向かう住民を追った、壮絶なるドキュメンタリー。 概要 約一世紀前、水上市場が陸上に移転したことによって、バンコク初の陸上市場がバンコク都市部のコミュニティに誕生した。その後、映画館が建設され、著名な大衆演劇や売春宿などを有する娯楽の中心エリアへと成長を遂げたことにより、そのコミュニティの経済は大きく成長していった。 しかしながら、第二次世界大戦後の経済成長により、未開拓の土地に近代的な市場・商業施設が次々と建設されていく。そして、そのコミュニティはバンコクの娯楽と経済の中心としての地位を失い、緩やかに衰退の一途を辿っていった。また、貧困層の流入により大きなスラムを抱え、社会から排除されていく。 2006年、一人のアーティストがコミュニティに介入し、そのスラムの実態に関心を寄せていった。その後、スラムの子供を主体としたアート活動を継続的に実施し、その行為は多くの住民を巻き込んでいった。 また、2010年には大規模なイベントの開催に成功し、多くのタイ国民が当該コミュニティにおける社会的価値を再認識する事となった。そのアート活動は、多くのメディアを通して、スラムの再生を目指すコミュニティとして社会に広く認知され、タイにおけるモデルケースにまで成長した。 |
精霊の人類学――北タイにおける共同性のポリティクス |
田辺 繁治 |
田辺人類学の「精霊」論の集大成 これまでの多くの人類学的研究では、「精霊」を宗教的な象徴システムとして捉えようとしてきた。これに対して本書では、「精霊」を単に象徴としてではなく、個人または社会集団の内部に変動をもたらし、社会的・政治的に機能するダイナミックな「力」として捉え、北タイ社会に内在する根源的な人間の心の深層を掘り起こしてゆく。 |
バンコク 謎解き華人廟めぐり |
桑野淳一 |
タイの都市づくりをかつて担ったのは 中国からの移民であった。 彼らが中国のどこから来てどのように生き、 町づくりをしたのか、それは、町の各所に 残された漢字表記の華人廟から伺い知ることができる。 近年の都市開発で古い街並は変化し、 かつての中国人の子孫も今やタイ人として暮らしている。 いずれ消えていくであろう歴史遺産から、 町のなりたちを解いていく。 |
タニヤの社会学 |
日下陽子 |
タイ・バンコク在住の日本人の男たちがみんな腰を抜かすようなショッキングな本! タニヤ通り──飲み屋(ほとんどカラオケ)300軒! バンコクにありながらそのすべてが日本人専用という、とんでもないピンクゾーンです。なんとセーラー服のコスプレ(もちろんタイ人ホステスです)や、野球拳が大人気!「接待」というのはここで遊び、買春することだとか。 あまりのハレンチぶりに怒った日本人駐在員の妻が、この「タニヤ」の実態を徹底的に調べ、なんとタイの名門チュラーロンコーン大学大学院の修士論文として提出しました。 調査対象の日本人男性200人、タイ人ホステス40人! マジメな本ですが、スキャンダラスな匂いがプンプン。 |
現代タイ動向〈2006‐2008〉 |
日本タイ協会 |
タイはなぜ揺れるのか。最新の情報と分析。 |
差異とつながりの民族誌―北タイ山地カレン社会の民族とジェンダー |
速水洋子 |
山地に暮らす少数民族カレン。さまざまな差異がクロスする中で、彼らはどう生きてきたか―。カレンの生活実践を、女性たちに焦点を据えて丹念にたどり、差異による分断を越えた「つながり」の瞬間を、くっきりと描き出す。 |
日本を降りる若者たち |
下川裕治 |
日本で悩み続けたことがバカみたいいに思えてきた。バンコクをはじめ増え続ける「外こもり」。彼らがこの生き方を選んだ理由とは。 |
タイの森林消失―1990年代の民主化と政治的メカニズム |
倉島孝行 |
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奇跡の名犬物語 |
プーミポン国王陛下 |
タイ国王が自らが書いた、65万部超のベストセラー本!国民から全幅の信頼を受けているタイ国のプーミポン国王。その国王が、自ら書いた野良犬がなぜ国王に信頼され、愛されるようになったか、感動の『シンデレラ・ドッグ』の物語。 |
タイ社会の全体像―地域学の試み |
田中忠治 |
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タイの立法過程―国民の政治参加への模索 |
今泉慎也(編集) |
アジアにおいて法律はどのようにして生まれているのだろうか?政治対立で揺れ動くタイを事例に、国民の政治参加拡大のため模索されてきた立法制度改革とその実態を俯瞰する。 |
タイ雑学王情報館 情報事典・情報館シリーズ |
高橋康敏 |
商社在職中に日タイを頻繁に行き来し、合計15年をタイで暮らした経験に基づくタイの雑学情報。『タイ国情報』連載の「ビジネスマンの見たタイのならわし」「ビジネスマンに役立つタイのことがら」を加筆修正。 |
暮らしの図鑑 タイの毎日 笑顔でのんびり過ごすヒント47×基礎知識×タイカルチャー |
ぷくこ |
毎日を笑顔で過ごすヒントと、 世界で話題のBLドラマから、かわいい雑貨まで。 タイの暮らしと、奥深いカルチャーがギュッと詰まった1冊 タイで子育てをしながら、タイ暮らしの魅力や、タイカルチャーの面白さをさまざまなメディアで伝えてきたぷくこさん。タイの人々との関わりから見えてきた、「毎日を笑顔で過ごすヒント」を、たくさん教えてもらいました。軸となるのは「マイペンライ(気にしないで)」。ゆるく、のんびり、楽しく日々を送るためのヒントが盛りだくさんです。 人に興味を持ち、気軽に手を差し伸べる。社会全体で子どもを大切にする。本名を知らなくてもニックネームで呼び合う。血液型より曜日で占いをして、大事なことを決める。接客は座ったままでいい。汁物もパンパンの袋で持ち帰り、食堂では自分で調味料を使いこなして味変を楽しむ。四季はないけど旬のフルーツで季節を感じとる。そんな、日本でも見習いたい考え方から、タイならではのユニークな風習まで、衣食住さまざまな角度からタイ暮らしの魅力を探ります。 また、近年注目を集めるタイカルチャーも紹介。世界で話題をさらったBLドラマ「2gather」の他、沼落ち確定のドラマやおすすめの映画、知っておきたいタイ文学作品や作家、人気の刺繍や陶器などのタイ雑貨に、メイクが特徴的なタイの美容コスメ、ダイナミックなタイ現代建築まで、奥深い文化にも触れてみてください。 基礎知識の章では、タイの各地域ごとの特徴や歴史、気候、年間行事、交通事情など、「タイ生活のいろは」を掲載。 「観光ガイドブック」だけではわからない、観光だけではもったいない。そんな「タイの毎日」を紹介します。 〈著者紹介〉 ぷくこ タイ関連ブロガー・メディア運営者。1983年生まれ、大阪出身。夫の海外転勤に帯同する形で2015~2021年までタイ・バンコクで暮らす。タイ生活の記録を残そうと、渡タイ後すぐに始めたブログがきっかけで、現地の企業や店舗のPR記事の執筆、現地フリーペーパーでのコラム連載、企画などに携わる。個人運営のメディア『BANGKOK GIRLS NOTE』は、タイの観光・グルメ・美容・買い物・生活・育児情報を網羅し、月40万PVと多くの日本人観光客やタイ在住者に親しまれている。 ■担当編集からのメッセージ■ きっかけはタイに移住した友達からのLINE。次々に送られてくるフォトジェニックな写真と人々の楽しそうな暮らしぶりに、私もすっかりタイのとりこに。観光地としてはもちろん、ワーケーション先や移住先としても人気のタイですが、この本でもう一歩踏み込んで、日々の暮らしやカルチャーも楽しんでもらえたら幸いです。 |
北タイ焼畑の村―天地有情 |
小松光一,橋本紘二 |
十年前、北タイの山奥から、ラフ族の一青年が農業研修のため来日した。それから、千葉の農家の人たちとバンマイ村の山岳民族との交流が始まった。いつしかこども寮と研修農場の建設を夢に抱き、歩き始めていた。北部タイの照葉樹の森で暮らす、山岳少数民族・ラフ族。彼らの生活はどこへ。 |
もっと知りたい タイ |
綾部恒雄,石井米雄 |
タイの歴史的背景、風土と地理、民族と言語、宗教と世界観、芸術と文学、社会と教育、政治と経済、日本との交流の各テーマごとに、その分野の専門家による執筆で構成。タイのすべてがわかる最新版。 |
東南アジア社会経済発展論―30年の進歩と今後の課題 |
安場保吉 |
東南アジア主要5ヵ国(シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア)30年の社会経済発展(貧困削減、所得増加、新興工業国への仲間入りなど)を展望し21世紀の行方を考え、その課題を浮き彫りにする。 |
タイ 中進国の模索 |
末廣昭 |
一九九〇年代以降、経済の飛躍的拡大、消費社会の到来、少子高齢化の進展など激変を遂げたタイ。「中進国」となったこの国は、どこへ向かおうとしているのか。タックシン体制をリセットする二〇〇六年クーデタ後つづく政治の動揺の着地点は?民主主義と王制との調和、グローバル化への対応に揺れる社会の実像を鮮やかに描く。 |
「進学」の比較社会学―三つのタイ農村における「地域文化」との係わりで |
尾中 文哉 |
第1章 序論/ 第2章 北タイ・ナーン県H村の「地域文化」と「進学」―「もうひとつの発展」運動を中心に/ 第3章 東北タイ・コンケン県N村における「地域文化」と「進学」―「モーラム」を中心に/ 第4章 南部国境地帯・パタニ県A村の「地域文化」と「進学」―「ポノ」を中心に/ 第5章 結論 |
タイ南部のマレー人:東南アジア漁村民族誌 |
トーマス・M・フレーザー, 岩淵聡文(翻訳) |
古典的名著の初の邦訳 タイ南部地域はマイノリティのマレー人、イスラームが多数を占め、種々の文化伝統が混在し、時に紛争の温床ともなっている。価値観の衝突や融合を詳細に観察しながら、社会変化や文化の動態を描いた不朽の名著。 |
母なるメコン、その豊かさを蝕む開発 |
リスベススルイター,LiesbethSluiter(原著),柿崎一郎(翻訳),中野亜里(翻訳),高橋宏明(翻訳) |
メコン川流域の豊かな自然と人々の暮らしが、ダム建設、木材乱伐などの開発により徐々に蝕まれつつあります。 今、メコンでは何が起きているのか──。 バンコクに本拠を置くNGOのPER(生態回復プロジェクト)とTERRA(生態回復地域連合)の支援のもとに、オランダの女流写真家がメコン流域のラオス、タイ、カンボジア、ベトナムを長期にわたって取材。人智を超えた自然の豊かな恵みとそれを蚕食しつつある人間の愚かな営みを、296枚の写真と土地の人々へのインタビューで切り取ったのが本書です。 |
タイ―独裁的温情主義の政治 東南アジアブックス―タイの社会 |
タックチャルームティアロン, 玉田芳史(翻訳) |
タイの伝統的な価値観は、政治の近代化や発展をどう規定してきたか。第二次世界大戦後のタイ政治史を客観的・体系的に詳述するとともに、サリット体制を鋭く分析した第一級の研究書。 |
タイ現代情報事典 情報事典シリーズ |
現代タイ事情研究会 |
社会、文化、宗教、日常生活、現代ダイに関する様々な情報をタイ語や日本語のキーワードで解説。 |
バンコク悦楽読本―クルンテープ天使の都へ、もう一度 別冊宝島WT (3) |
宝島社 |
タイのやさしさ、おおらかさと、「都市」の持ついかがわしさ、過激さを飲み込んで生まれたバンコク。その魅力・悦楽のシステムや、バンコクで日本人が遭遇するパクリの数々など、バンコクの今をリポート。〈ソフトカバー〉* |
地図がつくったタイ―国民国家誕生の歴史 |
トンチャイウィニッチャクン |
本書は、タイ国の旧称であるシャムを事例として、国民という観念が、いかに恣意的かつ人為的に創造されてきたかを検討する。国民という観念の創造にかかわったのは、地理学とその主要な認識手段である地図作成技術という、おなじみの科学であった。国民という観念の創造は、複数の言説の対決と置換のさまざまな瞬間をとおして、進行した。筆者が「地理的身体」と呼ぶ、領域とそれにまつわる価値観や実践など、国民のもっとも具体的な認識手段さえも、実は言説として創造されたものであった。 |
タイを知るための60章 エリア・スタディーズ |
綾部恒雄 |
タイの歴史、民族、経済、宗教、言葉から現代のIT事情まで細かな分野をそれぞれの専門家がわかりやすく紹介する。多彩な写真や充実したコラムから、タイ人の生活をより身近に感じることができる一冊。 |
タイの骨―路地裏から見えるタイの素顔 |
宮本雄一郎 |
欧米ばかりに眼を向けている日本で育った元サラリーマンが出合った衝撃のアジア、タイ。旅、暮らし、異文化交流などなど、“微笑みの国”での2年間の経験を鋭い観察眼で綴り、読者の「タイ」を一変させる。 |
中級タイ語総合読本―タイの社会と文化を読む |
斉藤スワニー,三上直光 |
25の「テキスト」で長文の読解力を高めさらにタイの基本情報を学ぶ。「表現」により重要語句をチェックする。「練習問題」により書く力を身につける。「会話」により「話す・聞く」をきたえる。タイ語力を飛躍的に伸ばす待望の中級学習書。 |
入門 東南アジア研究 |
上智大学アジア文化研究所 |
東南アジアを総合的にとらえるための入門書です。自然、歴史、民族、宗教、社会、文化、政治、経済、開発、日本との関係など、各界の専門家25名が執筆。東南アジアへアプローチするための最良の手引きです。 |
出版倫理とアジア女性の人権 |
タイ女性の友 |
民族、性、子ども、高齢化、難民、紛争…多様化し、国際化する20世紀末の人権問題を解き明かし、人権の21世紀を展望する新シリーズ。 |
しあわせのハードル タイでエイズ孤児たちと暮らして |
名取 美和 |
HIVに母子感染した孤児たちの生活施設バーンロムサイで子どもたちと分かち合ったこと。 |
タイ式 |
矢崎葉子 |
心のコリをほぐす、タイ式人生の送り方。日本は儲かる!と日本人相手の商売に賭けた5人のタイの若者たちが、携帯電話と日本車とマイホームを夢見て繰り広げる、抱腹絶倒、奇想天外、タイバーツ暴落にも懲りない成り上がり人生。不況に脅える日本人をマッサージしてくれる、マイペンライ(大丈夫)ノンフィクション。 |
バンコク1883年―水の都から陸の都市へ |
坪内良博 |
『郵便家屋台帳』(1883年作成)に網羅された居住者の民族、性別、職業などの分析から、タイの首都バンコクが近代都市へと変貌を遂げ始めた19世紀末の実像に迫る。 |
タイ政治・行政の変革―1991-2006年 |
玉田芳史(編さん), 船津鶴代(編さん) |
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タイ現代カルチャー情報事典 情報事典シリーズ |
中村真弥子 |
タイの現代文化に焦点を当てた情報事典。同社出版の『タイ現代用語事典』の続編。サブカルチャーを含む必須・重要キーワードで解説。資料として陰暦の記しかた、タイ式カレンダーなどがある。 |
タイの象は生き延びられるか |
不二牧駿 |
祭りでの重要な役割・木材搬出・戦闘…、タイで人間と共存していた象が絶滅の危機に晒されている。村を追われた象は街のコンクリートジャングルで物乞いをしなければ生きていけない。陸生最大の生物のこの姿。象が生きられない地球にヒトだけが生き残れるはずがない。 |
タイ族の歴史―民族名の起源から 東南アジアブックス―タイの社会 |
チットプーミサック, Cit Phumisak (原著), 坂本比奈子(翻訳) |
民族名のルーツを言語学的に探求しつつ、タイ族と周辺民族の社会的・経済的関係とその発展を解き明かし、埋もれた歴史の真実を掘り起こす。 |
バンコクの好奇心―バンコクを読む・嘗める・齧る・触る |
前川健一 |
バンコクは本当におもしろい街だ。タクシー、バス、トゥクトゥク、ホテル、デパート、宝くじ、ビニール袋、パン、etc.。徹底的に歩きまわり、聞いて、調べて、できあがった傑作です。 |
変貌するアジアの電力市場―アセアン諸国の電力構造改革の行方 電気新聞ブックス |
石黒正康,野村宗訓 |
1997年の通貨危機という経済的混乱を経て、21世紀最初の10年間を再び経済発展の時代にしようとしている東南アジアの途上国。フィリピン、タイ、ベトナムの3国における電力構造問題を、ビジネスと学術の両面から考察。 |
農村開発顛末記―タイ国農民小説選 2 東南アジアブックス―タイの文学 (50) |
ニミット・プーミターウォン,野中耕一 |
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タイ人と日本人 |
斉藤親載 |
「気にしない」「問題ない」のタイ人気質。意外なタイ人の日本人観。現地駐在員の見た生のタイ人とタイの裏社会。 |
タイのこころ シリーズ・アジアのこころ 2 |
ククリット・プラモート,チット・プーミサック,田中忠治(翻訳) |
元首相と暗殺された農民詩人・歴史家の著作を、仏教観、歴史観において対比し、タイ社会のメカニズムを明らかにする。いまや「タイ本」の古典です。 |
イサーンの百姓たち―NGO東北タイ活動記 |
松尾康範 |
タイと日本、人々の思いがつながる。 |
タイのこころ―異文化理解のあり方 |
河部利夫 |
本書は、タイの人々の心のありようまで深く洞察しており、タイ国文化理解の最善の教科書になっている。 |
幻想の王国タイ―聖なる功徳・俗なる開発 |
金子由芳 |
女性バンコク駐在員の感性が語る―誰も書かなかったタイ繁栄のメカニズム。投資ブームに湧くビジネスマンに…素顔のタイを知りたい学生・一般人に…政治・経済・文化の奇説異聞を提供。 |
タイ |
世界経済情報サービス |
タイの政治・社会情勢や経済動向、貿易・投資動向、経済・貿易政策、産業動向、市場環境についてレポートする。また、タイの基礎事項や政治体制、文化・社会、関係機関の基礎データも収録。 |
イサーン |
三留理男 |
農民一揆こそ、この騒乱の本質だ。2010年春、タイ。貧しき者たちが民主化に目覚めた。戦いは続く。果ては見えない。バリケード内から、地を這う視線で撮り続けた、バンコク騒乱の真実。 |
微笑みの国の工場: タイで働くということ (フィールドワーク選書) |
平井 京之介 |
日系工場のタイ人労働者と日本人駐在員とのあいだで ―通訳兼マネージャーとして働きながら、企業の実態や労働者の本音・価値観に迫る。 タイの農村出身の女性たちは、近代的な工場労働にどのように適応し、その結果彼女たちの価値観はどのように変わったのか、あるいは変わっていないのか。逆に日系企業は現地の人々を雇用するなかで、どのように自己の会社文化を守り、または変えていったのか。タイ人・日本人双方の利害のあいだで、そして一会社員としての日常業務と研究者としての調査とのあいだでの試行錯誤の経験を通し、「働く」ということについて考える。 |
「遺された者こそ喰らえ」とトォン師は言った: タイ山岳民族カレンの村で |
吉田 清 |
妻に死なれて旅に出て、カレンの村にたどりつく――。 ガンの妻を介護の末に亡くした著者が、精神的崩壊とともに突如旅に出て、世界を彷徨った末にたどりついたチェンマイで、ふとしたことから知り合ったタイの山岳民族カレン族の女を嫁にとり、それから山奥のカレン族の村での暮らしが始まる。村でのその日暮らしは、いろいろなドタバタ騒動もありながら、なんだか楽しく生き生きとして、著者に本来の人間の暮らしというものを取り戻させてくれるものだった。 本書に通底するテーマであり、タイトルにもなっているタイの放浪仏師トゥン師の言葉「遺された者こそ喰らえ」が示すとおり、独り遺されて生き迷った著者と同様、3.11東日本大震災後の気力をなくした日本人に、今こそ必要とされる人間が本来持っている生命力を喚起する刺激に満ちている。単なる紀行本や民俗本とは違い、死と再生の深いテーマを扱いつつも、村での珍騒動とともに楽しく読める作品となっている。 ★みうらじゅんさん推薦★ 【グレイト余生を送る者への智恵本。】 |
だましだまされ生きるのさ 文芸シリーズ |
岡崎大五 |
失敗しても大丈夫! 楽しくふてぶてしく生きていきていこう! 会社で失敗し、借金を抱え、家族に見放され、刑務所に入っても人間、楽しく暮らしていける!愛すべき失敗者達へ贈る人生をより楽しむための本。へこんでばかりじゃ、いられない! |
現代の奴隷制―タイの売春宿へ人身売買されるビルマの女性たち |
アジアウォッチ, ヒューマンライツウォッチ, ヒューマンライツウオッチ, HRW, 女性の権利プロジェクト, 古沢加奈, 藤目ゆき |
人身売買によってタイに連れてこられ、性的奴隷として働かされている何千人ものビルマの女性たち。その実情を、30人の女性と少女へのインタビューから得た情報をもとに紹介する。 |
タイ経済・産業データハンドブック〈2010年版〉 |
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だから、居場所が欲しかった。 バンコク、コールセンターで働く日本人 |
水谷 竹秀 |
正しい生き方とは? 開高賞作家が描く日本のもう一つの現実。 遠く離れたバンコクの高層ビルで、一斉に電話を受ける日本人たちがいる──。日本語が話せれば誰でもOK。単調な受け答えをくり返すだけの毎日。非正規労働者、借金苦、風俗にハマる女、LGBTの男女……陽の当たらない職場で働く彼らの多くは様々な問題を抱えていた。「居場所」を求めてコールセンターにたどり着いた人々の物語は、現代日本社会の縮図だった。開高賞作家が描くもう一つの"現実"。 |
国際スパイ都市バンコク |
村上吉男 |
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タイ・インサイド・レポート |
プラウィットロチャナプルック,PravitRojanaphruk(原著),永井浩(翻訳) |
豊かさのひずみと苦闘する人々。『ネーション』の看板記者が剥ぎとった、タイの現実。 |
都市を生きる人々―バンコク・都市下層民のリスク対応 |
遠藤環 |
大都市に内在するリスクの下で、人々はいかに労働と生活を維持しているのか。格差構造の下、都市下層民にとっての「成功」とは何を意味するのか? 精緻化を極める開発経済理論が看過したリスクと格差に着目し、バンコクを舞台として、コミュニティに潜在する力を多彩なフレームワークとコミュニティ調査からヴィヴィッドに描き出す。 |
タイ駐在のタイ入門 |
桑野淳一, 大西純 |
駐在員としての長年の体験をふまえ、タイの大学で日タイ交流を講義してきた著者と、バンコクを拠点に東アジアを旅してきた著者が、語り説くタイ人気質、信仰、政治経済、社会と歴史。 |
タイに渡った鑑識捜査官 |
戸島国雄 |
警視庁きっての鑑識のプロが、タイの事件現場で見たのは、日本の緻密な科学捜査とはほど遠い現実だった。事件現場にはヤジ馬が入り込み、捜査官は手袋すら着用していない──自ら捜査の第一線に立ち、実地で教えた多くの鑑識技術は徐々にタイ警察に浸透し、検挙率は飛躍的にアップ。2004年のインド洋大津波では10名の部下を率いて最初に被災地に入り、3カ月間にわたって遺体の身元確認に従事した。タイの犯罪捜査に技術革命をもたらした警察OB感動の記録! |
タイ上座仏教と社会的包摂 -ソーシャル・キャピタルとしての宗教- |
櫻井 義秀 |
タイにおいて公共領域や社会生活と大きく関わっている上座仏教について、「現代タイ社会の構図と再編の課題」「タイ仏教によるソーシャル・サポート」「タイ仏教の新潮流」という構成によりその全体像をとらえ、宗教とソーシャル・キャピタルとの関係を探る。 |
赤vs黄―タイのアイデンティティ・クライシス |
ニックノスティック, Nick Nostitz (原著), 大野浩(翻訳) |
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タイ駐在のタイ入門 |
桑野淳一, 大西純 |
駐在員としての長年の体験をふまえ、タイの大学で日タイ交流を講義してきた著者と、バンコクを拠点に東アジアを旅してきた著者が語り説く、タイ人気質、信仰、政治経済、社会と歴史。 |
FTAとタイ農業・農村 筑波書房ブックレット―暮らしのなかの食と農 |
山本博史 |
本書は、世界最大の米輸出国であるタイ農業が、WTO下の日・タイ二国間貿易協定により、いかなる状況が作り出されようとしているかを明らかにするものである。 |
タイ民主化と憲法改革: 立憲主義は民主主義を救ったか (地域研究叢書) |
外山 文子 |
タイの近代政治は苦難の歴史であった。立憲革命以降,実にクーデターが13回,その都度憲法が破棄され新憲法が制定された。本来,立憲主義は民主主義の「質」を高めるために導入されるはずである。しかし新興国では,それが大衆による政治的要求を抑え込むために導入されている。大衆のパワーが既得権益層の危機感を煽り,「立憲主義」の名を借りて強化された司法が民主主義を脅かしているのである。立憲主義を謳って制定された憲法が民主主義を破壊する,現代政治のパラドックスを鋭く抉り出す。 |
アジア金融再生―危機克服の戦略と政策 |
高安健一 |
経済危機に陥りIMF支援プログラムが適用された韓国・タイ・インドネシアの金融制度改革を分析し政策体系のあり方を考察するとともに、わが国の対アジア支援のあり方について提言する。 |
代替農業の探究―環境と健康にやさしい農業を求めて |
藤本彰三,松田藤四郎 |
本書では、日本のみならずペルー、キューバ、アメリカ、ベトナム、タイ、インドネシアなどで実施した調査研究成果を報告する。それぞれの地域の「エコロジーに適しエコノミーを増大させる生産方式の確立」という視点から、地域農業と個別の農業経営を直視し、その実態と問題点の解明、そして環境に優しく、健康的でかつ経済的に自立できる農業発展の方向を探究した成果の一部である。 |
変容する東南アジア社会―民族・宗教・文化の動態 |
加藤剛 |
多民族・多宗教からなる東南アジア社会の変容過程の動態を、20世紀の歴史的脈絡に位置づけ、民族間関係・移動・文化再編をキーワードとしながら、フィールドワークを通じて学際的・総合的に把握する。 |
タイ生活安全マニュアル |
marugoto(thailand) (著, 編集), 戸島國雄(タイ国家警察科学捜査部) (監修) |
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アジア・アンダーストリート |
藤岡和幸 |
タイや近隣諸国のいろいろな町を旅しながら、アジアの風に流されている。僕がアジアに固着する理由は何なのか…。混沌とした興奮に満ちた、熱帯のアジアの町のこの上ない魅力を語る。 |
タイ―開発と民主主義 |
末広昭 |
「日本の台所」として焼き鳥,エビなどを輸出し,「東南アジアの優等生」として王制のもと国づくりを行ってきたタイ.気鋭の経済学者が,独自の「民主主義」,NIES諸国とは異質の経済発展にともなう開発の功罪,激変する社会環境に迫る.開発と民主主義の両立という,途上国が直面している難問解決への糸口を提示する好著. |
日本人ごっこ |
吉岡忍 |
アヘン作りの山々に囲まれた、タイ北部の小さな貧しい村。そこで少女カンティアは育った。13歳のとき、家出同然でバンコクへ出てきた少女はある日、スポーツ・スタジアムに現れた。そして、人のよさそうな管理人に言ってみた。「わたしは日本人です」。この瞬間から、カンティアの楽しい100日間がはじまった…。タイ国内を沸かせた愉快な事件の背後から、急激な日本化の波に揺らぐアジアの屈折した現実が貌をのぞかせてきた。 |
国民の形成―タイ東北小学校における国民文化形成のエスノグラフィー |
野津隆志 |
タイの僻地農村に生まれた子どもたちが国民としていかに形成されるのか、学校と学校以外の様々な主体(エージェント)がいかにして国民の形成に関与しているのかを、現場のエスノグラフィーを通して記述し、多面的に分析する。 |
「生き場」を探す日本人 |
下川裕治 |
閉塞感が覆う日本で「行き場」をなくした中高年たちが、成長著しいアジアに「生き場」を見出しはじめている。ある者は日本を捨ててアジアに渡り、ある者は日本に捨てられ、アジアに救われた。アジアでの転職・起業は今にはじまったことではない。だが、海を渡る日本人の意識は確実に変わりはじめている。なぜシニアたちはアジアに渡ったのか。そして彼らの姿を通して見える今日の日本とは―。 |
田舎の教師(せんせい) 東南アジアブックス―タイの文学 (16) |
カムマーン・コンカイ,富田竹二郎 |
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王室と不敬罪 プミポン国王とタイの混迷 |
岩佐 淳士 |
「微笑みの国」のダークサイドに迫る! 「親日国」で日本人にも人気のタイ。日本企業が多数進出し、温暖な気候と穏やかな国民性に惹かれてリタイヤ後に移住する日本人も多い。 だが、そんな明るいイメージの裏に、想像を絶するタブーがある。 それは「王室」だ。 ごく一般の人が、SNSに投稿した何気ないひと言によって「不敬罪」に問われる。なかには30年近い懲役を科せられている人もいるほどだ。 現在のタイの発展の最大の功労者は、2016年10月に死去したプミポン国王である。プミポン国王は第二次大戦後、王制の下での民主主義(タイ式民主主義)を推し進め、数々の政治危機から国を救った。インドシナ半島における反・共産主義の砦となったタイは、急速な経済発展を実現すした。タイを繁栄と安定に導いた王室は、次第に絶対的な存在と目されるようになった。 だが、1990年代以降、そんな王室に“対抗”する勢力が台頭してきた。タクシン・チナワット元首相である。タクシンは地方農村への援助や公共投資によって貧しい人々の心を掴んだ。王室周辺は、そんなタクシンに警戒感を強めてゆく。結局、2006年にクーデターによってタクシンは国を追われた。 しかしタクシン追放後、王室の権威はますます権力闘争に利用されるようになった。 政治家、軍部、司法の重鎮たちが、政敵を追い落とすために「反王室」のレッテル貼り争いに興じる。経済格差が進行し、国民たちも分断の度合いを深めている。 だが、不敬罪は海外メディアにも適用されるため、そんなタイの情勢は抑制的にしか伝えられてこなかった。タイに関する報道は常に核心に触れられず、読者に理解しづらいものだった。 本書は、不敬罪で投獄された人の肉声やクーデターを実行した軍部関係者のインタビューなど、深い取材によって得られた貴重な情報が豊富に盛り込まれている。これまで描かれなかった構図や背景を深く、分かりやすく描いている。 タイにおける王室とは何なのか、「タイ式民主主義」とは何だったのか……このテーマは、皇室を戴く日本人にとっても無関心ではありえない。 |
アジア定住―11ヵ国18人の日本人 |
野村進,井上和博 |
アジアに住みつく日本人が増えています。「旅」ではもはやあきたらないのか。アジアのどこがそんなによいのか。 大宅賞作家野村進が、アジア各国に住む日本人18人に肉迫し、その波乱の人生を描きます。新時代の日本人の生き方が見えてくる話題の書。 |
異文化体験記 底抜けに親切な人びと |
阿部紘久 |
異文化の中で暮らしてみると見えてくる、人間のおかしさ、あやうさ、あたたかさ…。タイ、韓国、イタリアで、10年間働いた著者が、異文化の中で暮らす面白さをリアルに描く。ところ変われど、人間の心はひとつ。 |
タイ村落経済史 東南アジアブックス―タイの社会 |
チャティプ・ナートスパー, 野中耕一, 末広昭 |
1 タイ村落経済史 2 ノーン・マークケーウ村の反乱 3 地方の政治経済学的研究―その意味と重要性 4 チャティプ・ナートスパー先生に聞く 付録 タイ国土地制度史 解説 タイ経済社会論とチャティプ・ナートスパー教授(末広昭) |
発展途上国の農業・農村フィールド研究 東京農大手法―タイの事例分析から |
熊谷宏, 夏秋啓子, 豊原秀和, 高橋久光 |
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タイこだわり生活図鑑 アジア・カルチャーガイド |
山田均 |
「通」による「通」のための面白アジア読本。旅したい人も、暮らしたい人も、キモチよくこだわれば…タイ。 |
警視庁似顔絵捜査官001号 |
戸島国雄 |
カメラを持たせたら恐いものなし。御巣鷹山日航事故、オウム真理教の捜査をはじめ幾多の事件事故現場で貴重な写真記録を残した「鑑識の鬼」戸島国雄。その一方で「似顔絵のトンちゃん」として、似顔絵捜査のきっかけを作ったことでも知られ、これまでに千枚近い似顔絵を作成し犯人逮捕につなげた。また生前の面影をとどめない身元不明死体や、横顔しか見えない防犯カメラの映像から描いた似顔絵が難事件を解決に導いた。独力で似顔絵捜査の道を切り開いた「鑑識のプロ」感動のドキュメント。 |
アジアの空の下で タイ・インド編 |
てらたに健 |
タイ王国で迎えた誕生日、ふれあいと人情。貧しい暮らしの中でもたくましく生きるインドの人々。ガイドブックには載っていない人との交流。 |
タイの怪事件 |
クーロン黒沢 |
灼熱の底抜け脱線パワー全開!!このダレきった世紀末ニッポンを、「おだまり!」とばかりに往復ビンタする、激しくも味のない実話の数々を、超バカ盛りで大サービス!地上に残された最後の楽園、アジアの暴走列車・タイランドへようこそ。 |
今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ |
谷口恭 |
「HIVには感染しにくい」「感染したら死ぬ」という2つの誤解を、「HIV/エイズ先進国」タイでの臨床体験や北タイでの取材、何人かの「セックスワーカーに恋した人たち」へのインタビューなどを通じて、解き明かす。 |
せとうちたいこさん デパートいきタイ 絵本・ちいさななかまたち |
長野ヒデ子 |
タイのせとうちたいこさんは何でもやってみたいタイのおくさんです。「タイだって一度デパートに行ってみたい」と、ある日デパートに出かけました。デパートでワクワク楽しく買い物をしているうちに…。 |
マンゴーが空から降ってくる―タイの田舎に暮らすということ |
水野潮 |
著者は元祖バックパッカー、今はタイ北部の寒村で会社を営む日本人。十数年前、旅の途中に立ち寄ったタイが妙に気に入り、チェンライ出身の奥さんの元に婿入りしてしまった。物も職もないけれど、さほどお金も必要としなかった八〇年代から、豊かになる一方で何かが失われつつある現在までのタイ農村の移り行く様を、身をもって体験してきた著者が語る「タイの田舎に暮らすということ」とは・・・。茅葺きの屋根から夜空に瞬く星を眺める暮らし。闇宝くじ、闇賭博・・・賭け事に無我夢中の村人たち。血の滴る生肉やネズミの開きを好む一方で、野草や花を上手に食べる村の食事。医者いらずの毒吸い卵、物の怪、まじない師、置き屋の麗人、男と女の愛憎劇、騒がしくも物悲しい祭り・・・。豊かな自然と、伝統と、今を楽しく生きる村人たちのお話です。 |
雲南のタイ族―シプソンパンナー民族誌 人間科学叢書 |
姚荷生 |
中国西南部シーサンパンナを日中戦争中に訪ねた、生物学徒姚荷生の見聞録。人と自然が、現代にも通じる豊かな感性とユーモアに溢れた筆致で描かれる。 |
アジアを結ぶタイ国境部 |
桑野 淳一 |
さまざまな文化が出会い、人々は旺盛に行きかう。「国境があるからこそ往来する価値がある」―タマサート大学で講義しながら好んで辺境を旅する著者が見たタイ深奥部のいま。大動脈への変貌の予感。 |
タイ2011年大洪水―その記録と教訓 (情勢分析レポート) |
玉田 芳史 (編集), 船津 鶴代 (編集), 星川 圭介 (編集) |
玉田/芳史 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授 星川/圭介 京都大学地域研究統合情報センター助教 船津/鶴代 日本貿易振興機構アジア経済研究所新領域研究センター主任研究員 |
新・バンコク探検 双葉文庫 |
下川裕治 |
バンコクの枝葉末節のなかから、この街に流れる南国の豊かさを表現したい。僕にとってはうっとうしい街ではあるが、いとおしく、かけがえのない街であることに変わりはないからだ。南国の熱風都市、バンコクとかかわって23年の著者が綴るアジアン・エッセイ。不思議な魅力あふれるバンコクをあなたへ。 |
タイの経済と社会――OECD多角的国家分析 |
OECD開発センター (著, 編集), 門田 清 (翻訳) |
タイは着実な成長により成熟した国際社会での一牽引役としての役割を果たす必要がある。 ――人間を基本に経済社会的観点からSDGs構成分野の分析を行い、タイの包摂的開発、SDGs実現に向け、制約要因を指摘し推奨政策措置を提示する。 OECD開発センター編纂による叢書OECD Development Pathwaysは、開発途上新興国経済での個別特殊的開発課題に対し革新的な政策の立案を支援するものである。福祉水準の向上とより公平で持続可能な開発の実現は、単に工業国経済での経験を踏襲するだけでは成し遂げ得ない。本シリーズでは、各国の研究に基づき、特殊的政策分野及びより基幹的な戦略分野での活動オプションを提案している。そこでは、全分野に亘り開発を行き詰まらせている制約要因を明らかにし、政府全体に関わる解決策を提案している。 タイは、過去数十年に亘り、経済的、社会的に感銘的なまでの進歩を成し遂げてきた。持続的かつ強力な成長と経済の急速な近代化は、強力な先進都市を擁した上位中所得国へと転換させ、経済的成功は感銘的なまでの社会的進歩ももたらし、貧困の急速な減少とともに、教育及び保健サービスの大幅な拡大、改善につながっている。こうした社会的進歩はタイを新たな段階へと進展させるとともに、新たな課題ももたらしている。 繁栄の拡大は国内で不均等に生じ、経済転換は生産性の向上を要求する。生産年齢人口の過半数が未だ不安定な職に従事するとともに、新たな職の創出を通した低生産性職の代替は遅々として進まず、地方からの移住者と都市の貧困層は近代的な職に必要な技能を持ち合わせていない。従来、首都であるバンコクの成功がタイの転換において鍵を握ってきたが、成長著しい第2の都市の存在が新しい成長源の開発において不可欠となっている。 経験から示唆されるのは、開発とは全てを適正な状態にするものではなく、最も問題とされる箇所を適正な状態にするものであるという点である。本書『タイの経済と社会――OECD多角的国家分析』では、タイの成功にとって克服しなくてはならない課題と重要制約要因を明らかにし、非公式性、生産性の改善、天然資源、特に水の管理の改善に向けた推奨政策措置を提案している。 |
バンコクの匂い |
前川健一 |
バンコクは悪女の深情けみたいな街だ。「アパート」「演歌」「船」「橋」「へんな日本料理」「マーブンクロンの喧騒」…。テーマを6つに絞って、じっくり書き込んでみました。劇的な変貌を遂げるバンコクの町角にたたずみ、究極の旅人のウンチクに耳を傾けましょう。ちょっぴり哀愁ただよう本です。 |
バンコク土地所有史序説 |
田坂敏雄 |
バンコクの無秩序な都市開発の原因を土地所有史・土地私権の強さの観点から追求。また、王室による巨大な土地領有の歴史的起源を明らかにする。 |
タイの歴史―タイ高校社会科教科書 世界の教科書シリーズ |
柿崎千代(翻訳),中央大学政策文化総合研究所 |
学問的知識を通じて、歴史、政治、経済、文化、そして国際協力など、様々な側面における人間社会の知識と理解を深めてもらうことを目的としている。最も身近なタイの事例をあげ、さらに東洋と西洋の事例も加え比較を行い、さらなる理解を促している。内容をテーマごとに10章に分け、それぞれの章に学習目標と自主学習のための章末問題を設けている。また、引用文献と参考文献のリストも付記している。 |
当てにならぬがばかにできない時代 |
ニティイーオシーウォン,NidhiAeusrivongse(原著),吉川利治(翻訳) |
タイ内外で歴史家・評論家として活躍するニティ博士がアジアに発信する鋭い現代社会文化論。タイのビジネスマン向けクオリティ・マガジン『トレンディ・マン』に連載された辛口コラムの単行本化。第10回福岡アジア文化賞学術研究賞を受賞。 |
タイ 混迷からの脱出 ―繰り返すクーデター・迫る中進国の罠 |
高橋 徹 |
11月1日付日経新聞読書面にて紹介! 「現場での取材を踏まえた報告には臨場感があり、読む者をひきつける」 「今後のタイを展望する上で欠かせない情報が盛り込まれている」 騒乱、洪水、政変のすべてを取材した特派員、渾身のルポ 「反射的に私は受話器を取った。朝刊早版の締め切りまで一時間。まだ余裕はある。『タイでクーデターが起きたので、早版から記事を入れます。一面を空けておいて』。冷静なつもりだったが、声がうわずっているのは自分でも分かる。電話の向こう、東京本社国際アジア部のデスクの反応は鈍い。「クーデター、クーデター。とにかく原稿を書き始めるから」。そう言って受話器を置き、パソコンに向かった」──第1章 十九度目の政変 より 「武装勢力側の言い分を聞きたい。そう考えた私は、協力者を介して、主要組織の幹部に接触を試みた。もちろんタイ国内で会うことは不可能だ。『記事にする場合、会見した国や場所を特定しない』という条件で、取材を受け入れるという連絡があった」──第3章 CEO宰相の栄光と蹉跌 より 「ニュースはまだ流れていなかった。窓の外を見ると、隣のビルの屋上に三週間余り寝泊まりしていた、兵士たちの姿がきれいに消えていた。念のため、ある情報源に電話を入れた。『陸軍から未明に連絡があった』と彼は言った。『タイ治安部隊がバンコク中心部を占拠する反政府デモ隊の強制排除に着手した』。私は電子版向けに第一報を送稿した。しばらくすると、いくつかの外国メディアが『日経によると……』と前置きして、強制排除開始の速報を転電した」── 第5章 カラード・ポリティクスの実相 より 5年にわたる現地取材の集大成 バンコク騒乱、大洪水、首都封鎖、そしてクーデターまで、タイ支局長として最前線で取材してきた特派員によるルポルタージュです。タイの要人にも深く食い込んでおり、新聞では読めない生々しい内幕が活写されています 日系企業がもっとも知りたい情報を解説 タイに進出する日系企業は4600社にも上ります。タイ駐在時代、著者のところには内情を知りたい日系企業からの問い合わせがひっきりなしに届いたといいます。彼らが、いまどんな情報を求めているかを熟知しており、それに応える内容が満載。クーデターやテロが起きると街は、政情はどうなるのか、現地駐在のビジネスパーソンのリスク管理のためにも必見です。 タイだけではなく、すべての新興国に関わる 新興国への進出は、今後ますます盛んになりますが、政情不安はどの国にも共通するリスク。詳細な現場ルポから、新興国進出にあたってどんな対策を取ればよいかを学ぶことができます。 |
ホテルバンコクにようこそ 双葉文庫 |
下川裕治 |
アジア貧乏旅行の第一人者・下川裕治の大好評「旅のエッセイ」バンコク・シリーズの第1弾がいよいよ文庫化。バンコクに入り込もうとする人のためのバンコク物語。文庫化にあたり、コラムを完全改稿、98年現在の新鮮な情報がつまっている。 |
語りはじめたタイの人びと―微笑みのかげで |
サニッスダーエーカチャイ,SanitsudaEkachai(原著),松井やより(翻訳),アジアの女たちの会(翻訳) |
急激な工業化の波にさらされつつもつづけられるユーモアとペーソスにあふれた農・漁民の生きるための闘いをえがく。 |
赤vs黄〈第2部〉政治に目覚めたタイ |
ニック ノスティック (著), Nick Nostitz (原著), 大野 浩 (翻訳) |
舞台の準備/ 戦力増強/ Dデイ:決行の日/ 道路封鎖、パタヤ崩壊/ バンコク燃ゆ/ 闘いが過ぎて/ ソンティ暗殺計画/ 赤の攻勢/ 新政治党/ タックシンの誕生日/ 請願の日/ 偽情報、醜いエリートの抗争/ プレアビヒアの賭け、黄色動く/ 社会大衆運動 |
タイ都市スラムの参加型まちづくり研究―こどもと住民による持続可能な居住環境改善策 |
秦辰也 |
タイの都市スラムの生成と改善の歴史、現状と課題を整理し、コミュニティ内の諸活動にこどもと大人が参加し、健全で豊かなコミュニティを構築できる状況を整えられないのか、その可能性を理論的かつ実践的に探る論考。 |
タイのしきたり |
中島マリン |
信仰と日常生活、マナー、家庭行事、年間行事。 |
私は娼婦じゃない―タイのメールオーダーブライドの告白 |
パカーマートプリチャー |
タイの新聞『デイリーニュース』に連載され、大きな反響を巻き起こしたドキュメント・ノベル 。不幸と貧しさのどん底にあった著者(=主人公)は「国際結婚で幸福をつかみましょう」という広告にさそわれドイツ行きを決意します。ビザなしで3ヵ月ドイツにいる間に「すばらしい」相手を見つけ、結婚して国の両親や家族を幸せにしたいという「夢」に人生を賭けたのです。しかし現実は? 結婚斡旋エージェントの内幕、ドイツ社会の偏見、タイ人どうしのいさかいなど、さまざまな問題が重く彼女にのしかかります。「性」の問題を通してタイ社会に1歩近づける1冊。 |
タイの象 |
桜田育夫 |
象を通してタイを見る。しかし、そのウンチクの度合が並じゃない。象を求めてチェンマイ、ラムパーン、カオヤイ、スリン、カンチャナブリーからプーケット。仏教、神話、小説、民話に象の法律までという徹底ぶりです。 |
バンコク恋愛事情愛タイ! |
青山誠 |
天使の都に沈んでいった「レンアイ依存症」の男たち 誰がつけたのか「天使の都」。そこは日本の男たちがつくりあげた幻想の「楽園」でもあった。はるか2800マイルを越えて、真実の愛があると信じ続ける男たちの心情を、タイ歴20年の著者が渾身のルポルタージュで描ききる! |
クーデターとタイ政治―日本大使の1035日 |
小林秀明 |
2006年のクーデターをはさみ1035日間、駐タイ王国大使をつとめた著者が見た「微笑みの国」タイの政治激動。 |
「ルン」ちいさなこどう |
PIKADON PROJET事務局 |
バーンロムサイ(タイのHIV感染孤児の施設)の子どもたちのイラストと、倍賞千恵子とUAの歌声が、命の尊さを熱く語りかける。「小さな星の唄」「ルン」の2曲を収録したCD絵本。 |
タイ王国の光と影 |
金子民雄 |
世界最大の仏教遺跡ボロブドールから始まり、禁断の花「ケシ」栽培の魔境「黄金の三角地帯」まで、タイの周辺事情から古代文明と現代の光茫を余すところなく伝える。 |
路地の経済社会学―タイのインフォーマルセクターについて |
不二牧駿 |
経済不況の今もなぜか活気溢れるバンコクの路地。そんな路地で営業する屋台、バイクタクシー、縫製下請けのタイ人476人にインタビュー! 統計には出てこないインフォーマルセクター(非公式経済活動)の実態を明らかにした労作です。 |
タイ/ラオス歴史紀行 第3版―世界遺産とアジア文化の旅 |
谷克二, 旅名人編集室(編さん), 鷹野晃(写真) |
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ダンネバード・ネパールの友 ネパールの学校支援とタイの旅 |
中村 澄夫 |
2009年5月、「学校を造る会」が行ったネパールの学校訪問に、著者にとって10回目となる参加をした。歓迎してくれた学校職員や子どもたち。支援活動を支えてくれる現地のボランティアの人々。さまざまな心温まる出会いを村や町の情景とともに綴る。また、ネパールの寺院や遺跡、帰途に立ち寄ったタイ小旅行の様子も描く。ネパールの素顔の一端を見ることができる一冊。 |
タイを知るための72章【第2版】 (エリア・スタディーズ30) |
綾部真雄 |
東南アジアの中心に位置するタイは、目覚ましい成長を遂げ、変貌する一方、社会がダイナミックに揺れ動いている。本書は、そのようなタイを中堅・若手の執筆者によりあらゆる面から説明し、分かりやすく紹介する。巻末にはブックガイドを付す。 |
稀少資源のポリティクス―タイ農村にみる開発と環境のはざま |
佐藤仁 |
本書は、タイをフィールドにして、政府による森林の保護・保全という介入が社会にどう作用しているのかを問い、豊かな森と貧しい人々が隣り合わせているというパラドックスを説明する。 |