タイを知るための72章【第2版】 (エリア・スタディーズ30)
東南アジアの中心に位置するタイは、目覚ましい成長を遂げ、変貌する一方、社会がダイナミックに揺れ動いている。本書は、そのようなタイを中堅・若手の執筆者によりあらゆる面から説明し、分かりやすく紹介する。巻末にはブックガイドを付す。
『 タイの文化 』 タイおすすめ本 タイ文学・タイ王国関連書籍・タイ旅行ガイドを徹底的にかき集めてみました
東南アジアの中心に位置するタイは、目覚ましい成長を遂げ、変貌する一方、社会がダイナミックに揺れ動いている。本書は、そのようなタイを中堅・若手の執筆者によりあらゆる面から説明し、分かりやすく紹介する。巻末にはブックガイドを付す。
『郵便家屋台帳』(1883年作成)に網羅された居住者の民族、性別、職業などの分析から、タイの首都バンコクが近代都市へと変貌を遂げ始めた19世紀末の実像に迫る。
25の「テキスト」で長文の読解力を高めさらにタイの基本情報を学ぶ。「表現」により重要語句をチェックする。「練習問題」により書く力を身につける。「会話」により「話す・聞く」をきたえる。タイ語力を飛躍的に伸ばす待望の中級学習書。
この道二十余年の現役古美術商が膨大な時間とエネルギーを費やした大作。クメール、スコータイ、ビルマ、ベトナムを中心とする東南アジアの古美術の名品を網羅し、カラー写真64点、白黒写真260点とともに克明な解説を加えてあります。
私のタイ社会認識と問題の所在
保護‐被保護関係の成立とその背景
サイヤサート的世界観と指導者
仏教の政治的利用
バラモン教の政治的利用
仏教とバラモン教の統合的利用
保護‐被保護関係の倫理
タイ社会の現状と展望
商社在職中に日タイを頻繁に行き来し、合計15年をタイで暮らした経験に基づくタイの雑学情報。『タイ国情報』連載の「ビジネスマンの見たタイのならわし」「ビジネスマンに役立つタイのことがら」を加筆修正。
世界最大の仏教遺跡ボロブドールから始まり、禁断の花「ケシ」栽培の魔境「黄金の三角地帯」まで、タイの周辺事情から古代文明と現代の光茫を余すところなく伝える。
毎日を笑顔で過ごすヒントと、
世界で話題のBLドラマから、かわいい雑貨まで。
タイの暮らしと、奥深いカルチャーがギュッと詰まった1冊
タイで子育てをしながら、タイ暮らしの魅力や、タイカルチャーの面白さをさまざまなメディアで伝えてきたぷくこさん。タイの人々との関わりから見えてきた、「毎日を笑顔で過ごすヒント」を、たくさん教えてもらいました。軸となるのは「マイペンライ(気にしないで)」。ゆるく、のんびり、楽しく日々を送るためのヒントが盛りだくさんです。
人に興味を持ち、気軽に手を差し伸べる。社会全体で子どもを大切にする。本名を知らなくてもニックネームで呼び合う。血液型より曜日で占いをして、大事なことを決める。接客は座ったままでいい。汁物もパンパンの袋で持ち帰り、食堂では自分で調味料を使いこなして味変を楽しむ。四季はないけど旬のフルーツで季節を感じとる。そんな、日本でも見習いたい考え方から、タイならではのユニークな風習まで、衣食住さまざまな角度からタイ暮らしの魅力を探ります。
また、近年注目を集めるタイカルチャーも紹介。世界で話題をさらったBLドラマ「2gather」の他、沼落ち確定のドラマやおすすめの映画、知っておきたいタイ文学作品や作家、人気の刺繍や陶器などのタイ雑貨に、メイクが特徴的なタイの美容コスメ、ダイナミックなタイ現代建築まで、奥深い文化にも触れてみてください。
基礎知識の章では、タイの各地域ごとの特徴や歴史、気候、年間行事、交通事情など、「タイ生活のいろは」を掲載。
「観光ガイドブック」だけではわからない、観光だけではもったいない。そんな「タイの毎日」を紹介します。
〈著者紹介〉
ぷくこ
タイ関連ブロガー・メディア運営者。1983年生まれ、大阪出身。夫の海外転勤に帯同する形で2015~2021年までタイ・バンコクで暮らす。タイ生活の記録を残そうと、渡タイ後すぐに始めたブログがきっかけで、現地の企業や店舗のPR記事の執筆、現地フリーペーパーでのコラム連載、企画などに携わる。個人運営のメディア『BANGKOK GIRLS NOTE』は、タイの観光・グルメ・美容・買い物・生活・育児情報を網羅し、月40万PVと多くの日本人観光客やタイ在住者に親しまれている。
■担当編集からのメッセージ■
きっかけはタイに移住した友達からのLINE。次々に送られてくるフォトジェニックな写真と人々の楽しそうな暮らしぶりに、私もすっかりタイのとりこに。観光地としてはもちろん、ワーケーション先や移住先としても人気のタイですが、この本でもう一歩踏み込んで、日々の暮らしやカルチャーも楽しんでもらえたら幸いです。
のどかなノンクン村で、力まずのびのびと生きている村人たち、あかるい子どもたちの目の中には、日本人が失ってしまった生活の喜びで満ちあふれていた。著者の10年間にわたるタイ・農村体験記。
悠然と蛇行して流れる母なるメコン。いくたびこのメコン河を行き来したことか。辺境の村に分け入り、村人たちと一緒に、染めて、織って。タイ・カンボジアの伝統文化復活にかけた希有な日本人のものがたり。
象を通してタイを見る。しかし、そのウンチクの度合が並じゃない。象を求めてチェンマイ、ラムパーン、カオヤイ、スリン、カンチャナブリーからプーケット。仏教、神話、小説、民話に象の法律までという徹底ぶりです。
女性バンコク駐在員の感性が語る―誰も書かなかったタイ繁栄のメカニズム。投資ブームに湧くビジネスマンに…素顔のタイを知りたい学生・一般人に…政治・経済・文化の奇説異聞を提供。
タイの歴史、民族、経済、宗教、言葉から現代のIT事情まで細かな分野をそれぞれの専門家がわかりやすく紹介する。多彩な写真や充実したコラムから、タイ人の生活をより身近に感じることができる一冊。
「好きになっちゃった」の続編シリーズ「癒しの国の体当たり紀行」。シリーズ第3弾はリピーターや長期滞在者も多い『バンコク』編。スタッフ、現地在住ライターらが実際に体験した面白くてディープな体験満載。新空港特集など、最新のタイ観光情報も掲載。
タイの現代文化に焦点を当てた情報事典。同社出版の『タイ現代用語事典』の続編。サブカルチャーを含む必須・重要キーワードで解説。資料として陰暦の記しかた、タイ式カレンダーなどがある。
「通」による「通」のための面白アジア読本。旅したい人も、暮らしたい人も、キモチよくこだわれば…タイ。
タイの都市づくりをかつて担ったのは
中国からの移民であった。
彼らが中国のどこから来てどのように生き、
町づくりをしたのか、それは、町の各所に
残された漢字表記の華人廟から伺い知ることができる。
近年の都市開発で古い街並は変化し、
かつての中国人の子孫も今やタイ人として暮らしている。
いずれ消えていくであろう歴史遺産から、
町のなりたちを解いていく。
バンコクの枝葉末節のなかから、この街に流れる南国の豊かさを表現したい。僕にとってはうっとうしい街ではあるが、いとおしく、かけがえのない街であることに変わりはないからだ。南国の熱風都市、バンコクとかかわって23年の著者が綴るアジアン・エッセイ。不思議な魅力あふれるバンコクをあなたへ。
平成元年から14年間、40回を越える旅をして、タイで数多くの人と出会い、様々な経験をしてきた著者が、それらの出来事を自分なりの感性で書きまとめたもの。『千歳民報』に掲載したものも収録する。
ロングステイする前に、“ちょっとステイ”。
タイ北部チェンマイで、「アパート暮らし」をしてみました。
タイ人の素顔がみえる!!お国柄がのぞく!!異文化コミュニケーションのための新しいガイドブック。マナーやエチケット、ことばやしぐさのタブーまでわかりやすく紹介。海外旅行、海外出張にもすぐ役立つ。
浮かび上がる微笑みの国の光と影――全てのスポーツはギャンブル! 女子高生の乱闘もあちこちで。タイ版「阿部定」事件も頻発! それでも、男たちはなぜタイを目指すのか――。移住、ロングステイ、旅する前に読んでいただきたい1冊です。愛情たっぷり、批判たっぷり、冷静さも兼ね備え、タイという国を見つめ直します。その記述は「文化・文明論」までに及びます。
平成元年から40回を越えるタイの旅を経験し、退職後一年あまりの浪人生活中も足繁く通った。そこでの新しい出会いやハプニングを綴る。2003年刊「タイ遊学王情報館」の続編。『バンコク週報』等の掲載をもとにまとめる。
十年前、北タイの山奥から、ラフ族の一青年が農業研修のため来日した。それから、千葉の農家の人たちとバンマイ村の山岳民族との交流が始まった。いつしかこども寮と研修農場の建設を夢に抱き、歩き始めていた。北部タイの照葉樹の森で暮らす、山岳少数民族・ラフ族。彼らの生活はどこへ。
21世紀に生きる国際性豊かな日本人とは―タイの伝統文化を学び活発な異文化交流に取り組みながら、自らのアイデンティティを求めて貴重な「時」を刻む子どもたち。
慎ましくも工夫をこらした内外の空間にあふれる穏やかな笑顔とエネルギー…。そんなタイとの10数年、なお未来へと継続するフィールドワークを多数の図写真とともに紹介し、タイの住まいの本質を解き明かす。
「鉄道に乗れば、その国やその地域がわかる」といわれます。鉄道は、自動車や飛行機とちがって、その土地の自然や社会・文化と密接にむすびついているからです。この本では、まずマレー鉄道に乗って、赤道直下のシンガポールからマレー半島を北上しながら、マレーシア、タイを見ていきます。そして、つぎにタイやベトナムを中心に、ローカル線や大都市にある最新の地下鉄などを紹介します。東南アジアのローカル線は、まちのなかの家のごくごく近くを走っているので、沿線の人びとの生活を車窓からかいま見ることができます。国ごとにどんなちがいが見られるでしょうか?また、東南アジアでは、太平洋戦争や、独立のための戦いが各地でくりひろげられ、今もその傷あとがのこっています。それらを鉄道で訪ね、当時のこと、そして現在のようすなどを調べてみましょう。どんなことが見えてくるでしょうか。
バンコクは悪女の深情けみたいな街だ。「アパート」「演歌」「船」「橋」「へんな日本料理」「マーブンクロンの喧騒」…。テーマを6つに絞って、じっくり書き込んでみました。劇的な変貌を遂げるバンコクの町角にたたずみ、究極の旅人のウンチクに耳を傾けましょう。ちょっぴり哀愁ただよう本です。
企業経営は、人と同様に生まれ育った国や土地の風土・歴史などの影響を大きく受ける。その単純な事実を日本と、著者の一人が駐在したタイとの比較研究を通じて明らかにする。そして、東アジアの時代における日本企業経営の方向性を探る。
ひょんなことから、タイ北西部の町メーホンソンで暮らすことになりました。それまで、名前も知らなかった町。住んでみると、なかなか心地良い町でした。けれど、一見穏やかなこの町とその付近にも、さまざまな顔があることを知りました。体験した色々なこと、そこで出会ったさまざまな人たち、そしてその人たちのたくましい生き方を伝えます。
日系工場のタイ人労働者と日本人駐在員とのあいだで
―通訳兼マネージャーとして働きながら、企業の実態や労働者の本音・価値観に迫る。
タイの農村出身の女性たちは、近代的な工場労働にどのように適応し、その結果彼女たちの価値観はどのように変わったのか、あるいは変わっていないのか。逆に日系企業は現地の人々を雇用するなかで、どのように自己の会社文化を守り、または変えていったのか。タイ人・日本人双方の利害のあいだで、そして一会社員としての日常業務と研究者としての調査とのあいだでの試行錯誤の経験を通し、「働く」ということについて考える。
タイ・バンコク在住の日本人の男たちがみんな腰を抜かすようなショッキングな本!
タニヤ通り──飲み屋(ほとんどカラオケ)300軒!
バンコクにありながらそのすべてが日本人専用という、とんでもないピンクゾーンです。なんとセーラー服のコスプレ(もちろんタイ人ホステスです)や、野球拳が大人気!「接待」というのはここで遊び、買春することだとか。
あまりのハレンチぶりに怒った日本人駐在員の妻が、この「タニヤ」の実態を徹底的に調べ、なんとタイの名門チュラーロンコーン大学大学院の修士論文として提出しました。
調査対象の日本人男性200人、タイ人ホステス40人!
マジメな本ですが、スキャンダラスな匂いがプンプン。
灼熱の底抜け脱線パワー全開!!このダレきった世紀末ニッポンを、「おだまり!」とばかりに往復ビンタする、激しくも味のない実話の数々を、超バカ盛りで大サービス!地上に残された最後の楽園、アジアの暴走列車・タイランドへようこそ。
タイ王国で迎えた誕生日、ふれあいと人情。貧しい暮らしの中でもたくましく生きるインドの人々。ガイドブックには載っていない人との交流。
タイ・マッサージの社会・文化的側面に焦点をあて、グローバルな動きの中におかれたローカル社会の人々のタイ・マッサージをめぐる営みを、チェンマイでの2年半にわたるフィールドワークに基づいて記述した民族誌。
バンコク駐在員の奥様たちのディープなクチコミ情報を、こっそり教えます。ガイドブックには載っていない在タイ者の体験談や生の声、旅行者には知られていない穴場店などの情報満載。データ:2007年3月現在。
欧米ばかりに眼を向けている日本で育った元サラリーマンが出合った衝撃のアジア、タイ。旅、暮らし、異文化交流などなど、“微笑みの国”での2年間の経験を鋭い観察眼で綴り、読者の「タイ」を一変させる。
東南アジアを総合的にとらえるための入門書です。自然、歴史、民族、宗教、社会、文化、政治、経済、開発、日本との関係など、各界の専門家25名が執筆。東南アジアへアプローチするための最良の手引きです。
多民族・多宗教からなる東南アジア社会の変容過程の動態を、20世紀の歴史的脈絡に位置づけ、民族間関係・移動・文化再編をキーワードとしながら、フィールドワークを通じて学際的・総合的に把握する。
仏教実践と精霊祭祀が培う文化は国家編制と社会変化の中でいかに変容したか。東北タイの「ラオ人社会」の生成過程と実践宗教の動態を地域社会誌の手法で詳細に描き出す。
アジア貧乏旅行の第一人者・下川裕治の大好評「旅のエッセイ」バンコク・シリーズの第1弾がいよいよ文庫化。バンコクに入り込もうとする人のためのバンコク物語。文庫化にあたり、コラムを完全改稿、98年現在の新鮮な情報がつまっている。
バンコクの名刹八ヶ寺(王宮寺院、寝釈迦寺、暁の寺、ぶらんこの寺、大理石寺院、真珠貝の寺、黄金山寺、仏教大学の寺)を、来歴や特に関係が深い王族のエピソードを交えて紹介する。60点を超える写真のほか、特徴的なタイ寺院建築を説明する図など、多くの図版類を掲載。
■この本について■
タイ国の首都バンコクにある代表的な仏教寺院、八ヶ寺の建築、美術・壁画について解説する。各寺の歴史的また文化的に重要な個所を丁寧に指摘している。
おおくの訪問者のために、建物や仏像や仏画について、現地で直接に案内となるよう、各寺の意義を述べている。
タイ国は上座仏教国であり、それを信奉した尊王について、また国民の道徳的規範である壁画について啓蒙する。今後、仏都バンコクを訪れるさい、便利な実質の座右の書となることを願ってやまない。
著者識
駐在員としての長年の体験をふまえ、タイの大学で日タイ交流を講義してきた著者と、バンコクを拠点に東アジアを旅してきた著者が、語り説くタイ人気質、信仰、政治経済、社会と歴史。
社会、文化、宗教、日常生活、現代ダイに関する様々な情報をタイ語や日本語のキーワードで解説。
ユニークな博物館、ガイドブックにも載っていない博物館などバンコクと周辺(アユタヤ、カンチャナブリ、パタヤほか)の82館を掲載。
妻に死なれて旅に出て、カレンの村にたどりつく――。
ガンの妻を介護の末に亡くした著者が、精神的崩壊とともに突如旅に出て、世界を彷徨った末にたどりついたチェンマイで、ふとしたことから知り合ったタイの山岳民族カレン族の女を嫁にとり、それから山奥のカレン族の村での暮らしが始まる。村でのその日暮らしは、いろいろなドタバタ騒動もありながら、なんだか楽しく生き生きとして、著者に本来の人間の暮らしというものを取り戻させてくれるものだった。
本書に通底するテーマであり、タイトルにもなっているタイの放浪仏師トゥン師の言葉「遺された者こそ喰らえ」が示すとおり、独り遺されて生き迷った著者と同様、3.11東日本大震災後の気力をなくした日本人に、今こそ必要とされる人間が本来持っている生命力を喚起する刺激に満ちている。単なる紀行本や民俗本とは違い、死と再生の深いテーマを扱いつつも、村での珍騒動とともに楽しく読める作品となっている。
★みうらじゅんさん推薦★
【グレイト余生を送る者への智恵本。】
東南アジアで着実に発展してきたタイ。この激動の時代三十年を起業家として生きた著者の、七転八倒の人生を伝えたい。ビジネスやプライベートで出会った人や家族、市民を従わせる者としか考えない官僚たち、ルール無用の商売人たち、偶然出会ってしまった事故や事件、経験を通し考察したこの国の社会、歴史まで。
この作品では異文化社会で共鳴しあるいは対峙したことを羅列するにとどまらず、生活の舞台となったタイという国の社会構造、背景にある歴史までを論じています。もちろん異国で体験したおもしろストーリーも交え楽しめる本でもありますが、これを方法論として捉えれば一国に於ける体験談に留まらず、海外に興味のある方々、海外で就業中の方々や移住も視野に入れる方にとっては必ずや一つの道標になることと考えます。
異文化の中で暮らしてみると見えてくる、人間のおかしさ、あやうさ、あたたかさ…。タイ、韓国、イタリアで、10年間働いた著者が、異文化の中で暮らす面白さをリアルに描く。ところ変われど、人間の心はひとつ。
タイは「外来人国家」である。タイには「タイ人」はいない。誰が「タイ」をつくったのか? なぜ? どのようにして? 謎が次々に明らかになり、不明瞭な「タイのかたち」がはっきりと見えてきます。タイ研究の第一人者である著者の長年の研究と考察が明快なタイ論として結実しました。専門的な内容ですが、自らの体験を踏まえたわかりやすい記述となっており、「タイ」ファンに広く読まれると思われます。
謎をはらんだ「ラームカムヘーン王碑文」の原文と日本語訳を配した菊地信義の装幀もユニークです。
田辺人類学の「精霊」論の集大成
これまでの多くの人類学的研究では、「精霊」を宗教的な象徴システムとして捉えようとしてきた。これに対して本書では、「精霊」を単に象徴としてではなく、個人または社会集団の内部に変動をもたらし、社会的・政治的に機能するダイナミックな「力」として捉え、北タイ社会に内在する根源的な人間の心の深層を掘り起こしてゆく。
タイ内外で歴史家・評論家として活躍するニティ博士がアジアに発信する鋭い現代社会文化論。タイのビジネスマン向けクオリティ・マガジン『トレンディ・マン』に連載された辛口コラムの単行本化。第10回福岡アジア文化賞学術研究賞を受賞。
「微笑みの国」のダークサイドに迫る!
「親日国」で日本人にも人気のタイ。日本企業が多数進出し、温暖な気候と穏やかな国民性に惹かれてリタイヤ後に移住する日本人も多い。
だが、そんな明るいイメージの裏に、想像を絶するタブーがある。
それは「王室」だ。
ごく一般の人が、SNSに投稿した何気ないひと言によって「不敬罪」に問われる。なかには30年近い懲役を科せられている人もいるほどだ。
現在のタイの発展の最大の功労者は、2016年10月に死去したプミポン国王である。プミポン国王は第二次大戦後、王制の下での民主主義(タイ式民主主義)を推し進め、数々の政治危機から国を救った。インドシナ半島における反・共産主義の砦となったタイは、急速な経済発展を実現すした。タイを繁栄と安定に導いた王室は、次第に絶対的な存在と目されるようになった。
だが、1990年代以降、そんな王室に“対抗”する勢力が台頭してきた。タクシン・チナワット元首相である。タクシンは地方農村への援助や公共投資によって貧しい人々の心を掴んだ。王室周辺は、そんなタクシンに警戒感を強めてゆく。結局、2006年にクーデターによってタクシンは国を追われた。
しかしタクシン追放後、王室の権威はますます権力闘争に利用されるようになった。
政治家、軍部、司法の重鎮たちが、政敵を追い落とすために「反王室」のレッテル貼り争いに興じる。経済格差が進行し、国民たちも分断の度合いを深めている。
だが、不敬罪は海外メディアにも適用されるため、そんなタイの情勢は抑制的にしか伝えられてこなかった。タイに関する報道は常に核心に触れられず、読者に理解しづらいものだった。
本書は、不敬罪で投獄された人の肉声やクーデターを実行した軍部関係者のインタビューなど、深い取材によって得られた貴重な情報が豊富に盛り込まれている。これまで描かれなかった構図や背景を深く、分かりやすく描いている。
タイにおける王室とは何なのか、「タイ式民主主義」とは何だったのか……このテーマは、皇室を戴く日本人にとっても無関心ではありえない。
この子達に必要なのは、物ではない。仕事で何度も滞在したタイ・バンコクのホテルのテレビで見た、本に読み入る貧しい子供達とボロボロの数十冊の本。彼らに知識をと決意し、あらゆるつてをたどって「クンパンヤー文庫」を設立、北部の小学校への図書寄贈活動を始める。そんな中、タイ北部の少数民族問題を知り、彼らが公用語であるタイ語を理解できないために騙され虐げられていることを知る。読み書きを習い、クンパンヤー文庫で育った彼らも高校生になって日本語学科で学んでいるが、その瞳は学ぶ喜びに満ち、輝き続けている。66歳で資格取得しタイ北部の高校でボランティア教師として教鞭をとりながら、少数民族の識字率向上への支援を続ける新米日本語教師とタイの子供達との強い絆を描く感動の記録。
タイ文化圏農業の事例としてラオス北部の農耕文化を取り上げ、タイ文化圏における水田耕作と焼畑耕作の歴史的系譜を考えるための具体像を提示。実地調査から得られたラオスの農具に関する豊富な図像資料も掲載。
古典的名著の初の邦訳 タイ南部地域はマイノリティのマレー人、イスラームが多数を占め、種々の文化伝統が混在し、時に紛争の温床ともなっている。価値観の衝突や融合を詳細に観察しながら、社会変化や文化の動態を描いた不朽の名著。
バンコクは本当におもしろい街だ。タクシー、バス、トゥクトゥク、ホテル、デパート、宝くじ、ビニール袋、パン、etc.。徹底的に歩きまわり、聞いて、調べて、できあがった傑作です。
都築響一とめぐる、タイの田舎の立体残酷絵巻。敬虔な仏教国タイのお寺に展開する極彩色の地獄庭園。観光ガイドには絶対載らない、血みどろ「インスタレーション・アート」の世界。
タイは厳格な仏教の国。町のあちこちで黄衣をまとった僧に出会う。まだあどけない顔をした少年僧、得度の儀式、仏教徒たち。カメラは、タイの真髄ともいえる仏につかえる人々に視点を当てる。